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カテゴリ:オヤ旅&ツアー報告
タルハラは現在の名前をダルカレ村と言う。
一般的にはタルハラ村として知られている。 ペルガモン王国時代の紀元前2世紀頃に、キャラバン隊の行き来を見守る見張り塔のある岩山の裾野に人が暮し始めたのがきっかけで作られた村。 ソマ市の最も古い村として知られる。 なるほど村の全景を見ると、その意味がわかる。 この村出身のイーネオヤの先生の話によると、2000年の人口は約200人であるが、多くの人が町に移り住んでしまったため、夏だけ別荘として使われたり、子孫が家の様子を時々見に来るだけになってしまっているようだ。 そのせいか、下は石作りで上は木造の古い家屋が残り、とても風情がある。 村に3つのモスクがある。 1つ目はひとつ前のブログで紹介したウルプナルジャミー。 2つ目はオルタジャミー。パッと見はモスクであることがわからない造りである。 3つ目はミナレリジャミー。 実際に使われているのはウルプナルジャミーで、オルタジャミーは崩壊の危険があるため立ち入り禁止になっていた。 村は山頂に向かって急な坂道が続く。 直線で行く道もあるけれど、急過ぎて慣れていないと上るのが困難なほど。 よく夢に出てくるようなほぼ垂直の壁に似ている。 少し遠回りをしながら、私たちでも上れる坂を選んで目的のお家に向かった。 1つ目のお家には年配の女性が一人で暮らしていた。 その昔はイーネオヤの作り手の一人であったが、今は目が見難くなったため作ることはないと言う。手持ちのオヤスカーフも普段使いのものが1枚だけであった。 さらに山頂に向かう。 そのお家で待っていてくれたのは、家の持ち主である女性の娘さん夫婦。 普段は町に暮らしているが、お願いして村に来てもらっていた。 古いタルハラのイーネオヤを見ることができるという話であった。 ------------------------------------------------------------------ 日本ヴォーグ社の毛糸だまに連載中の「世界手芸紀行」のバックナンバーが無料でご覧いただけるようになっています。 世界各国の手仕事を紹介されている記事です。 トルコからは遊牧民の伝統靴下「チョラップ」をご紹介させていただきました。 まだご覧になっていない方はぜひ読んでくださいね。 世界手芸紀行 チョラップの記事に紹介されている靴下を始め、トルコのアナトリアとバルカン半島の約500~600足の古い民族靴下を約30年かけて集め、コレクションしています。 コレクション展示をしてあげよう、まとめて引き取りたい、と言う方がいましたら是非ご一報ください。 トルコの遊牧民の伝統靴下「チョラップ」 ------------------------------------------------------------------ YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka チャンネル ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 その他・全般ランキング へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 10, 2022 10:04:18 PM
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