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カテゴリ:オヤ旅&ツアー報告
パザールの人混みを抜けて、伺ったお家にはお家の主の女性アルズさんとその叔母にあたるケヴセルさんが待っていた。 二人ともオデミシュに生まれ育ったイーネオヤの作り手である。 まず、アルズさんのチェイズの中身を見せてもらった。 オデミシュのシルク糸で作られたヤズマのイーネオヤがたくさん。 これらは主に母方のおばあさんと父方のおばさんから譲ってもらったものだそう。 さらにその中でも最も古いと思われるシフォン布に付いたシルクのイーネオヤ。 アルズさんのお母さんの父方のおばあさん、アルズさんにとっては曾祖母となる女性であり、ケヴセルさんの父方の祖母のチェイズだったと言う。 曾祖母は現在103歳。 仮に曾祖母が20歳の頃の嫁入り持参品だとすると約80年前のもの。 つまり1940年代以前のイーネオヤになる。 それが1点でも残っていたことは今や奇跡。 この後、誰がどんな風に引き継いでいくのだろう。 アルズさんはオヤでも主にアクセサリーやインテリアに使えるものを製作していた。 例えば古い衣装のシルクの生地に合わせたり、棚やテーブルを飾るレースだったり。 イーネオヤ鑑賞を満喫した後は、叔母さんのケヴセルさんにイーネオヤを教えてもらい、オデミシュでのもうひとつの訪問先に行くために暗くなる前にお暇した。 (続く) ---------------------------------------------------------------------- オヤマニアの会の新刊本販売のお知らせです。 アイドゥンエフェオヤ(31点)、アイドゥン(15点)、キュタフュヤ(29点)、カスタモヌ(7点)、ブルサ(29点)、ナウルハン(13点)、エーゲ海地方(22点)など、トルコ各地の貴重なアンティ―クイーネオヤ146点を掲載しています。1目1目が見えるようにに撮影していますので骨董オヤの再現にも参考になるかと思います。 古いイーネオヤはトルコに来ても特定の博物館でしか見ることができません。 博物館レベルの個人所有のイーネオヤコレクションをまとめた世界初無二のトルコのオヤ本です。 1ページに全体画像とモチーフの拡大画像、データとして地域、モチーフ名、素材、サイズが表記されています。トルコのオヤ好きさんはもちろん、レース、手仕事、手芸、民族文化、古いもの、美しいものなどに興味ある人にオススメです。 タイトル:OYA Traditional Turkish Needlelace (日本語・トルコ語・英語併記) オヤマニアの会編 サイズ:21.0×29.7×1.4cm A4版 ページ数:160ページ フルカラー 重量:約840g 発行予定日:2023年7月 ISBN:978-625-99032-0-0 発行元:ミフリ出版 お申込み、お問合せ窓口は ◇オヤマニアの会:instagramまたはe-mail ◇イーネオヤロゼット: https://igneoya-rosette.ocnk.net/ ◇ミフリ:(下のリンクにある)ミフリ&アクチェのショッピングサイトで発売中! ------------------------------------------------------------------ YouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルで動画を公開中です。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介しています。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka チャンネル ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 その他・全般ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 15, 2023 09:48:55 PM
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