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2018.03.03
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カテゴリ:日用雑貨
家のリビングには、いつでも手に取れる所に、
コンパクトなニコン7X20の双眼鏡が置いてある。
見た目はプラスチックで出来たオモチャみたいだけど、
そこはニコン、見え具合や操作感はホンモノである。

他にもツァイスとアンジェニューを目の届く所に置いてあって、
この日・独・仏3か国の双眼鏡を主に使っている。

庭に来る小鳥や、里山の上を飛ぶトンビとか、たまに見掛けるチョウゲンボウとか、
遠くの山並みや天気具合の確認や、夜には月や星なんかを覗いている。

手持ちで使う双眼鏡としては、
倍率は7~8倍で口径は20位が一番良い。
軽量コンパクトで、かなり暗くなっても使えるので、
星空観察にも有効で月のクレーターもかなり分かる。

コンサートや旅行で外へ持ち出す時には、
コンパクトに折りたためるツァイスの8X20Bの出番だ。

やや大口径のアンジェニューの8X24Fは、
ネットで探っても見掛けないので結構な珍品だと思う。

外装は全体に隙間なくグレーのラバーが貼られていて、
これは滑り防止と衝撃吸収が狙いだろう。
写真の通り、直線的な独特のデザインが特徴で、
世界中のどこの双眼鏡とも全く違い、他では見た事もない。

フランスが、まだへそ曲がりだった旧き良き時代の、
絶対に他に真似をしないぞという意気込みが、
ヒシヒシと伝わってくるところが何とも言えない。

フランス車でもコアな、往年の2CVやDSのようなシトロエンとダブる所があって実に良い。


このアンジェニューの双眼鏡は、
時々香港に行く度に、必ず立ち寄っていたカメラ屋さんの店頭にずっと置かれていたものだ。
気にはなっていたけど、当時は余り双眼鏡に興味が無かったので買おうとまでは思わなかった。

大体、その特徴的なアンジェニューのロゴが入った白と黒の箱は、
山と積まれたカメラやら何やらの片隅に、
かなり長い間、同じ場所に置かれ続けていたようで箱は既にくたびれていて、
果たして中身が入っているのか、そもそも売り物かどうか分からない位の存在だった。

それを買って帰ろうと思ったのは、せっかく香港に来たのに、
何か買おうと思っても特に目ぼしいものが見つからなかったせいである。


当時の日本では並行輸入のライカが幅を利かせていたけど、
その殆どが、この店から送り出されたものだ、というような話を聞きながら、
ふと、アンジェニューの双眼鏡を思い出して、あれは売り物かと聞いて、
次にその値段が思いのほかに安かったのは、ずっと売れなかったからだろう。

後に、アンジェニュー好きの友人にせがまれて買ってきた2台目も、
以前と全く変わらないまま置かれていて、
恐らくこれが、この世で最後のデッドストック品であっただろう。
その友人の話では、これはフランス軍でも使われていたらしい。

ホテルに戻って、箱を開けてビニールに密封された本体を取り出して、
取説と一緒に入っていた、国際保証書にある30年という期間には驚いた。
恐らく、今でもアンジェニューに送れば修理を受け付けてくれるような気がする。

対物レンズには、ねじ込みのUVフィルターが付いているのも特徴で、
眼に有害な短い波長をカットするようになっている。
外箱にもやたらとUV対策を謳っていて、
取説にもUVの減衰率のグラフがあったりする。

このフィルターに関しては、
取説を読むとオプションで偏向フィルターがあったようで、
水面の反射カット等も可能であった。




メインで使っている3つの双眼鏡。
左から、ツァイス8X20B、ニコン7X20、アンジェニュー8X24F
どれも見え具合は文句ない。


正面の表情も三者三様。





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最終更新日  2018.06.29 12:41:44
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