カテゴリ:小規模オフィス
夜遠隔地から、誰もいない事務所のパソコンのメンテナンスをする。
なんてこと、システム運用していればありがちなこと。 先日もご紹介しましたが私は、「LAPLINK13」というリモートソフトを使っております。 しかし、電源が入っていないPCを操作することはできません。 そこで私がやっているのがマジックパケットを送信してWake On LANで立ち上げる方法です。(条件として遠隔地に24時間稼働しているサーバがあり、その同一ネットワーク上にLAN接続されているものとします) 起動される側のPCで、 ○ PCIまたはPCI-Eからの電源投入をBIOSの設定で許可する ○ ネットワークアダプタの「Wake on Magic Packet」を有効にする 以上の設定が条件になります。 この2つについては、使用しているPCのチップセット、電源、BIOS、ネットワークアダプタによっては未対応で不可能な場合もありますし設定の方法も違いますが、最近のマザーボードやPCであれば問題なく利用できるようです。 社内のPCをすべて調べましたが、一番古いPCの DELL Demension 4600C(Intel 865Gチップセット)以外は問題なく使用できました。 まずはBIOSの設定から BIOSによって書かれ方が様々ですが、[Power]、[Wake On Lan]、[WOL]などのところを[Enable]にします。 次に「デバイスマネージャ」から「ネットワークアダプタのプロパティ」を開いて詳細設定を見ます。 これも種類によって様々な書き方があるようですが、[Wake Up]とか[Wake On]のところを[Enable]または[Magic Packet Only]にします。 あとは、起動される側のPCのMACアドレスを調べます。 マジックパケットを送信するソフトは「MagicSend」 を使用させていただいております。 接続をする側でソフトを起動し、PC名とMACアドレスを入力します。 あとは送信ボタンを押すだけ。 まずは近くにあるPCで試してみるといいでしょう。 起動しない場合は、BIOSとネットワークアダプタの設定を見直したほうが良いかもしれません。 特にBIOSの「Power Management」あたりやほかの箇所も設定が必要な場合があります。 たとえば私の場合、DELL Vostro230sで、[Low Power Mode]が[Disable]になっていないとWOLが使用できず、それに気づかず苦労した経験があります。 私はこのソフトを常時稼働サーバ(Windows2003)に入れておき、サーバは「LAPLINK13」でリモート操作してマジックパケットを送信しています。 なお「MagicSend」 は社内で以下のOSの動作確認をしております。 Windows2000 Pro WindowsXP Pro 32bit Windows7 Pro 32/64bit WindowsServer2003 Standard WindowsServer2008 Standard ルーター越えの送信については試したことがありません。ルーターのブリッジでVPNを構築した時にでもやってみたいと思います。 【関連リンク】 LAPLINK13 (でじ☆まみ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.31 00:10:06
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