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カテゴリ:経営(者)
「行政書士で食っていけるか?」開業11年になりますので、流石に聞かれることも少なくなりましたが。 行政書士専業で食える人は5%からせいぜい10%ぐらいだと思います。ですから人によるのですが、食えてる人も一部いますが、大半の行政書士は(専業では)食えていないということになります。 行政書士だけで食えない、しかし一家を養わなければならない人は、講師等の副業をするか、種銭を出来るだけ多く貯めた上で開業するということになると思います。 社労士・司法書士・土地家屋調査士・税理士との兼業も多いです。社労士との兼業は、社労士が本業で80~90%、行政書士は副業で10~20%ぐらいの方が多いようです。 司法書士・土地家屋調査士・税理士との兼業は、行政書士は副業というより単に登録しているだけに近いという人が多く、行政書士の比率は0%からぜいぜい4・5%ぐらいのようです。 行政書士の中には、親や配偶者が世帯主で、養ってもらっているに近い人もいます。実際、行政書士の年収は1000万円以上は10%ぐらい。 一方で300万円以下も70%もいるそうです。年収300万円以下の人の内訳は、親や配偶者に扶養してもらっている、他の士業が本業、役所を定年退職し身分が無くなったので単に登録しているだけの方々でしょうね。 1万円、2万円程度の易しい変更届程度なら行政書士専業でなくても対応出来るかもしれませんが。 10万円、15万円以上というような建設・経審・産廃等の許認可業務は、行政書士専業で、建設・経審・産廃が専門という事務所に依頼するのが賢明だと思います。 実際、行政書士登録もしている税理士・司法書士事務所などから、建設業の国家資格者がいない会社の建設業許可、医療法人、一般貨物(緑ナンバー)、産廃処理業などの許認可の紹介を受けることは時々あります。 ところで、食えてる行政書士と食えていない行政書士の違いですが。正直言って、気持ちの持ち方次第だと思います。 私の場合、11年前に開業する前は、法律会計専門学校の専任教員で管理職でした。一応、家族を養える程度の給与は頂いてました。 専門学校をやめると、給与はゼロになるので、土日だけ専門学校で2年間教えてました。開業当初は3ケ月間だけで済みましたが、有名私立中学受験専門の家庭教師も致しました。つまり、食えるようになるまで、期間を決めて、副業もしました。 講師料による副業は、開業当初は固定給がいきなりゼロになるのを回避出来たので有難かったのですが。。。種銭を減らしながら、背水の陣で頑張っていた人に比べたら、軌道に乗るのに数年の遅れを取った気がします。開業当初の副業は良かったは言いきれないというのが、現在の本音です。 私は講師として20年以上のキャリアがあります。行政書士にならなくても、予備校講師・専門学校講師・塾講師・資格学校講師・有名校受験専門の家庭教師等のいずれの講師業で食べています。 つまり、講師でも食えるのにわざわざ行政書士になった以上、いつまでも講師を副業としてして続けていることは意味がありません。 2年間で事務所を軌道に乗せて、2年後には専業で食っていくことに決めてました。開業登録する前から、ある意味、行政書士講座講師という変則的なスタイル?ではありますが、行政書士という資格で食っていたので、この資格で食っていけるかと考えたことはあまりない。というより考える資格はないのかもしれません。ある意味、行政書士資格で、開業前から既に生活していましたので。 11年前までの資格学校の教え子で、現在も行政書士をしている人は100人位はいます。専業で食えているのは5人から多くて10人位だと思います。 俺が行政書士専業の実務家で食えないはずはないという根拠のない自信!?だけはありました。 私同様、行政書士専業で家族を養い、住宅ローンを払っている他の行政書士と話したことがありますが。私と全く同じ意見でした。「行政書士で食えるか食えないかなどという陳腐な議論がネット上等でかわされているけど。選択肢は、私達にはない。現実に家族がいて、住宅ローンがあるわけだから、食えるか食えないかでなくて、食っていくしかない!!」。 よろしかったら、クリックよろしくお願いします!。 ↓ ↓ ↓ 山崎行政法務事務所・代表・行政書士・山崎正幸 電話0466-88-7194 FAX0466-47-8383 【当事務所が直接、お手伝いできる主な内容】 <営業許可> <法人設立> <相続・離婚>
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Last updated
2014.09.21 22:50:32
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