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テーマ:生き方・人生訓(163)
カテゴリ:生き方・人生論
「年齢が上がるごとにクリエイティビティは下がる」
この言葉は、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が言っていたものです。山中教授とプロ将棋棋士の羽生善治さんが対談していた中で、山中教授が羽生さんに対していっていた言葉です。
この言葉を解説すると、50代になってくるとクリエイティビティは下がるが、経験は上がってくるため、仕事は管理のほうにまわっていく、という意味合いでした。
ブログを書いていると、クリエイティビティの大切さを感じます。それは、書くネタ、書く内容が、自分のクリエイティビティから生まれてくるからです。
年齢が上がるごとにクリエイティビティが下がるとすれば、維持していくためには、どうしたらいいのでしょうか? 今回は、「クリエイティビティ」に焦点を当てて考えていきたいと思います。
そもそもクリエイティビティとは?そもそもクリエイティビティとは何でしょうか? 日本語に直すと、「創造性」です。
創造性は、誰にでもあるものです。けれども、多くの人は子どものころの経験で、その能力が抑圧されているといいます。
「そんなことをして何になるの」「遊んでばかりいないで勉強しなさい」など、子どものころに創造性を出すと、まわりの環境から、影響を受けてきたのではないでしょうか。
創造性とは、情熱的なエネルギーです。子どものころにやっていたことは、「知らぬ間にやっていたこと」や「好きで夢中になってやっていたこと」なのではないでしょうか。
つまり、創造性を使う人生の方が、情熱的になり、夢中になり、より一層あなたらしい人生になるということです。創造性を使う人生の方が、おもしろい人生になると思いませんか?
特に創造性を使うと、想定外のことが起きます。その人のクリエイティビティが開花することで、その人の人生に変化が起きます。一人ひとり違った変化が起こるように、100人いたら100人のクリエイティビティがあるのです。
年齢とクリエイティビティクリエイティビティを理解していくためには、子どものころに夢中になったことを思い出すと、ヒントが出てくるかもしれません。
前述したように、創造性とは情熱的なエネルギーです。いい換えると、クリエイティビティとは、「ワクワクする心」です。
このワクワクする心を、年齢とともに忘れていくため、年齢が上がるごとにクリエイティビティが下がるのでしょう。
それでは、このクリエイティビティを維持していくためには、どうしたらいいのでしょうか? ワクワクする心を取り戻すためには、何をしたらいいのでしょうか?
クリエイティビティを高める3つのことクリエイティビティを高める3つの方法があります。
①人を喜ばせることをやってみる ②普段と違うことをやってみる ③無駄なことをやってみる
①の「人を喜ばせることをやってみる」は、たとえば、サプライズなどで、相手を喜ばせるときに、さまざまなアイデアが浮かんできたりしませんか? 他にも、キャラ弁当のように相手のためにつくることで、創作意欲が出てくるのではないでしょうか。
人は、人を喜ばせようとするとき、創造性が高まります。人を喜ばせようとすると、自然に楽しくなり、創造性がアップするのです。
②の「普段と違うことをやってみる」は、簡単なことでいうと、帰り道を変えてみるや服装を変えてみることです。普段の自分自身のノリを変えてみることで、創造性のスイッチが起動します。「退屈してきたな」「なんとなくエネルギーが落ちてきたな」と思ったら、普段と違う行動を心がけてみてください。
③の「無駄なことをやってみる」は、お金と手間をかけるほど、創造性は開花していきます。なぜかというと、創造性とは、すべて無駄なことであり、生活に必要ないことだからです。
絵を描く、歌を歌う、物を作る、これらは生活していく上で必ず必要なものではありません。なくても生きていけます。けれども、生活に必要でないものが、なぜ必要なのでしょうか。
それは、あなたが好きなことだからです。自分の好きなものに囲まれていると、創造性は刺激されます。逆に、毎日同じことをしていたり、節約ばかりしていると、創造性はしぼんでいきます。
この3つを生活の中に取り入れていくと、創造性を高めていけます。創造性を刺激することは、感情を動かすことです。お金や時間の無駄になることは、その分だけ何かおもしろいものが手に入る可能性を秘めています。それが、人生を豊かにすることにつながるのです。
いかがだったでしょうか? 今回は、「クリエイティビティ」についてまとめてきました。
年齢が上がるごとに、経験は積まれていきますが、それだけ、固定観念にとらわれてしまうのでしょう。
クリエイティビティを高める習慣は、感受性を豊かにし、若々しく生きられる秘訣かもしれません。なので、クリエイティビティを大切にしていきたいですね。
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考】 Ken Honda 本田健 YouTubeチャンネル【特別対談】山中伸弥教授×羽生善治棋士「最後はカンが大事です」ノーカット版 【創生陸玖の小説集@note】
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Last updated
2021/10/07 11:45:16 AM
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