|
テーマ:楽天写真館(354950)
カテゴリ:山野草
☆春の雑草でおなじみ、誰もが知っているヒメジョオンとハルジオン。
☆近所で咲いているのは、ヒメジョオンが大部分で、一部にハルジオンもあると思っていたのですが、そのような私の理解は間違っていました。 ☆まず、ヒメジョオンです。北アメリカ原産、キク科ムカシヨモギ属の帰化植物。江戸時代末期に渡来し、明治時代には都市周辺の一般的な雑草となっています。 ☆和名の「ヒメジョオン(姫女?)」は、「姫」は「小さい」、「女?」は「中国産の野草」を表すとのこと。小さいシオン(紫?)の一種であり、別種のヒメシオンと区別するために「ヒメジョオン」という名前が付いたという説もあります。 ☆次いで、ハルジオンです。同じく北アメリカ原産、キク科ムカシヨモギ属の帰化植物。大正時代に渡来し、観賞用植物として輸入されましたが、栽培していたものが野に逃げ出し、都市中心に広がっています。 ☆和名の「ハルジオン(春紫苑)」は、春に咲く、キク科のシオン(紫?)という意味から。 ☆今では、先に渡来したヒメジョオンは、後から渡来したハルジオンに、分布場所を奪われてきているというのです。 ☆実際、昨日のウォーキングコースで観察したところ、広範囲に咲いているのは、全てハルジオンでした。ヒメジョオンは、つぼみで、個体数も圧倒的に少なかったです。 ☆ハルジオン。 ☆つぼみのヒメジョオン。 ☆花が淡紅色のハルジオン。 ☆ハルジオンの葉は、葉柄がなく、基部が耳型で、茎を抱くような形です。 ☆ヒメジョオンの葉は、葉柄があり、葉が茎を抱いていません。 ☆ハルジオンの茎は、中空なので、簡単に折れてしまいます。 ☆ヒメジョオンの茎は、中空ではなく、白い髄で満たされています。 ☆ハルジオンの根元の根生葉は、花が咲くころにも残っています。 ☆ヒメジョオンは、花が咲くころには、根生葉がありません。 ☆皆さんも、この機会に、「しろうと自然科学者」と一緒に、ヒメジョオンとハルジオンを、しっかりと区別できるようになりませんか。 ☆皆さんの周りで咲いているのは、ヒメジョオンでしょうか、ハルジオンでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[山野草] カテゴリの最新記事
|