|
カテゴリ:山野草
☆6月下旬から、ウォーキングコースでヤブカラシの花を見かけるようになりました。ヤブカラシ(ヤブガラシ)は、北海道西南部以南に分布し、道端、林縁や荒れ地に生えるブドウ科ヤブカラシ属の多年草です。
![]() ☆この花はほとんどがつぼみで、咲いている花は少しだけです。 ![]() ☆咲き始めのヤブカラシの花です。4枚の緑色の花びらが見えます。花びらと雄蕊は開花後半日ほどで散ってしまい、雌蕊が中央に立っている橙色やピンク色の花盤(盤状の花托)が残ります。 ![]() ☆開花直後の花です。花のつくりは、大きさが直径5ミリ程度で、薄緑色の花びらが4枚、雄蕊が4本です。橙色の花盤の中央に黄色い雌蕊が1本あります。 ![]() ☆ヤブカラシは、雄性先熟の花です。咲いた直後は雄蕊成熟期で、花弁と雄蕊が落ちた後に花盤が淡紅色に変わり、雌蕊成熟期になります。花弁と雄蕊が見え花盤が橙色で雄蕊の葯から花粉が出ている雄蕊成熟期の花とともに、花弁と雄蕊が落ち花盤が橙色や淡紅色に変わって雌蕊が長く伸びたたくさんの雌蕊成熟期の花が見えます。 ![]() ☆ヤブカラシ(藪枯らし)の名は、つるが巻き付き、藪の植物を枯らしてしまうほど繁殖することから。繁殖力が強く、地下で根茎を横に伸ばし、広がっていきます。別名ビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばれています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[山野草] カテゴリの最新記事
|