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テーマ:楽天写真館(354943)
カテゴリ:山野草
☆8月24日、立川市の生涯学習・たちかわ市民交流大学市民推進委員会主催の講座「散歩が楽しくなる植物観察入門2 高尾山の植物」の3回目「夏の高尾山と植物」に、共同企画者として参加しました。新たな植物との出合いもありました。高尾山での自然観察を紹介しています。左右に交互に2枚ずつ並んでいるコクサギの独特の葉の付き方「コクサギ形葉序」です。(2017年8月24日撮影)。
![]() ☆コクサギは、本州・四国・九州の低地の二次林に生えるミカン科コクサギ属の落葉低木です。林の中に生えていたので、携帯用のコンパクトデジタルカメラで撮った写真が鮮明でないことをお断りしておきます。 ![]() ☆「コクサギ形葉序」の樹木には、サルスベリ、ケンポナシなどがあるそうです。2年前に撮影したサルスベリの葉の付き方です。この枝で見ると、上から左に2枚、右に2枚、左に2枚、右に2枚、左に2枚の順になっています。なお、ケンポナシは、葉は互生し左右に2枚ずつ葉がつくコクサギ型葉序になることが多いそうです。(2015年7月20日撮影)。 ![]() ☆こちらは、3年前に撮影したサルスベリの葉です。これは、変則的な互生になっているように見えます。(2014年7月30日撮影)。 ![]() ☆葉序の進化は、輪生→十字対生→コクサギ形葉序→互生となり、コクサギ型葉序は十字対生に由来するもので、対生から互生への移行型と考えられているそうです。 ![]() ☆コクサギは、雌雄異株で、雌株の雌花は1個だけ咲き、雄株の雄花は総状花序に咲くそうですので、4月の花の時期に観察してみたいものです。 ![]() ☆コクサギ(小臭木)の名は、枝や葉に特有の臭気があること、低木でクサギ(臭木)に比べて小さいことから名づけられたそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.09.11 06:00:11
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