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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年7カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[9]】はヒガンバナ科の植物です。第3回は、ヒガンバナ科のショウキズイセンの花です。(2012年9月16日撮影)。
![]() ☆ショウキズイセンは、四国や九州以南に自生するヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年生球根植物です。園芸用に植えられていたものが、何かの理由で持ち込まれたようです。(2012年9月16日撮影)。 ![]() ☆ショウキズイセンは、9月~10月に花茎を伸ばします。花は、花茎の先に苞に包まれた花序が1個だけつきます。苞葉は、2枚です。苞が開くと、1つの花序には5~7個前後の花が顔を出します。左側の花序の下に、開いた2枚の苞葉が見えます。(2012年9月16日撮影)。 ![]() ☆ショウキズイセンの花序は、全ての花が横を向いて開き、外向きに輪生状に並びます。(2012年9月16日撮影)。 ![]() ☆ショウキズイセンの一つひとつの花は、花被片が6枚(外花被片3枚、内花被片3枚)です。雄蕊が6本、長く伸びる雌蕊が1本です。花被片は、後ろに反り返っています。(2012年9月16日撮影)。 ![]() ☆ショウキズイセンの花は、花被片の付け根より下に子房がある子房下位です。(2012年9月16日撮影)。 ![]() ☆写真はありませんが、ショウキズイセンは、花の後に葉が出て、初夏まで残っていますが、花の時期には枯れています。(2013年9月8日撮影)。 ![]() ☆ショウキズイセン(鐘馗水仙)の名は、波打っている花被片を、子どもの病気除けや学業成就に効がある鐘馗様の波打つ長い髭にたとえて名付けられたそうです。(2012年9月16日撮影)。 ![]() ☆ショウキズイセンの花言葉は、「陽気」「元気な心」「深い思いやり」「追想」などだそうです。「陽気」「元気な心」は、花弁を大きく反り返らせて華やかに咲く黄色い花の様子からつけられたのではないかという記事がありました。(2012年9月16日撮影)。 ![]() ☆黄色い花のショウキズイセンと中国の染色体が2倍体のヒガンバナ(赤い花)との雑種が、シロバナマンジュシャゲだそうです。その仕組みは、明日のシロバナマンジュシャゲで紹介します。(2012年9月21日撮影)。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.29 05:02:31
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