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テーマ:楽天写真館(354950)
カテゴリ:山野草
☆3月30日と4月2日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(3回目・4回目)に行きました。その内容を順次紹介しています。高尾山口駅近くで観察したアメリカスミレサイシンの花です。(2019年3月30日・4月2日撮影)。
☆アメリカスミレサイシンは、北アメリカ原産の外来種で、花が大きくてたくさん咲き、育てやすい園芸種なので広く栽培されており、それが野生化して、道端や畑などで広がってきています。大きな群落を作って咲いていました。 ☆花の色によって、白地に青紫の筋が入るのは「プリケアナ」、青紫色のものは「パピリオナケア」、白地に青紫の細かい斑点が入るのは「フレックス」、白い花は「スノー・プリンセス」という品種です。 ☆アメリカスミレサイシンの葉は、濃い緑色の卵形で先が尖り、基部は心形です。 ☆白地に青紫の筋が入るアメリカスミレサイシン「プリケアナ」。花びらの地色は、白いものや薄く青味がかったものもあります。 ☆アメリカスミレサイシンの花期は4~5月で、花は直径2~3センチと大きく、上弁は後ろに反り返り、唇弁は内側に巻く傾向があります。 ☆アメリカスミレサイシンの花は、側弁の基部にたくさんの毛があるのが特徴です。奥には、カマキリの頭の形をした雌蕊柱頭が見えます。 ☆アメリカスミレサイシンの花の距は、太くて短いです。 ☆アメリカスミレサイシン(亜米利加菫細辛)の名は、アメリカ原産のスミレサイシン(菫細辛)です。スミレサイシン(菫細辛)の名は、スミレで葉の形がウマノスズクサ科ウスバサイシン属のウスバサイシン(薄葉細辛)に似ていることに由来します。 ☆スミレ類の記事作成にあたっては、次の資料を参考にしました。 (1)『増補改訂日本のスミレ』(写真・解説/いがりまさし、山と渓谷社、2004年) (2)『スミレハンドブック』(山田隆彦著、文一総合出版、2010年) (3)『高尾山全植物 草・木・シダ1500種』(山田隆彦著、文一総合出版、2018年) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.05.21 05:29:45
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