事実に基づいたフィクション、だそうである。その辺の経緯や詳しいあらすじは
ここにあるので省略する。
お国柄が違うせいか、わが国の映画ではあまり面白い法廷劇を見たことがなかったが、この作品の裁判シーンは傑作である。
『醜聞』は言うに及ばず、
『ステキな金縛り』より笑える。洋ものでもこれだけのカタルシスを味わえるのは
『三十四丁目の奇跡』くらいしか咄嗟には思いつかない。
主演は
『飢餓海峡』の三国連太郎、伴侶に
『細雪』の佐久間良子、三国を追い詰める名脇役に
『生きる』の伊藤雄之助。
千葉真一や若き日の市原悦子も出演している。どなたもどうぞご覧あれ。
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