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2010年03月13日
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細々と続けている英会話のレッスンで、ある日、3人一組になってそれぞれの思い出に残っている旅について話す機会がありました。

その中の一人Ichiro-sanは、この英会話学校でも最も古株と言える方で、ここにもう20年以上通ってらっしゃいますが、その前は、なんと、フィンランド人から英語を習っていたそうです。

そして、それが縁で、今はフィンランドに帰ってしまったその方(&家族)を、時々訪ねて行かれている・・事は知っていたのですが、今回じっくりと聞いて唖然としたのが、彼の始めてのフィンランド旅行の話です。
正確には、その行き方の話、なんですけど。

彼のその旅は、25年ぐらい前の話です。
まずは、我が街から横浜に行き、そこからに乗り二日かけてソ連のナホトカに渡り、列車ハバロフスクに移動、そこから飛行機モスクワに着いたそうです。

そして、そのモスクワでは、当時少なくとも三日間は其処に滞在しないといけなかったそうで。

モスクワでの思い出を聞くと、街を歩いていたら、見知らぬ人から着ているジーンズを売ってくれと言われたそう。だから、入国・出国の持ち物チェックが、とても厳しかったんですって。

そして、3日後、やっと列車に乗車、そこからは数時間で目的地ヘルシンキに着いたそうです。
結局、我が街からヘルシンキまで、1週間近く掛かった事になりますよね。ふ~。


この壮大な話を聞いて思い出したのが、古(いにしえ)の昔に読んだ、この本「大草原に潮騒が聴こえる」(桐島洋子氏著)です。(多分、もう絶版ではないかと・・)

その当時(1980年代前半)、外国人が乗る事が難しかった中国・北京とソ連・モスクワを結ぶ国際列車に乗った彼女の紀行文なのですが、読了後、私もいつか乗ってみたいなぁ・・と、ずっと本棚に置いておいたんですよね。
とは言え、月日の流れに半分忘れかけていたのですが、彼の話を聞いて、また一寸、乗ってみたくなりました。

今もこの列車は存在しているのかしらん?とネットで検索してみると、直ぐに分かりました。(ホント、便利な世の中です)
大丈夫、運行していました。北京からモスクワまで、6~7日は、かかるそうですが。

私の、いつか行ってみたい旅の一つに、忘れないように加えておきます。





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Last updated  2010年03月13日 10時45分38秒
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