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テーマ:家を建てたい!(9807)
カテゴリ:ドライウォール
私たちは、普通ドライウォールを新築住宅に施工する際は、
色の付いた上塗り塗料を塗る前に、PARA(パラ ペイント) #5799という下塗り塗料(プライマー)を塗っておきます。 ![]() これは、下地の石膏ボードに上塗り塗料を直接塗ると 塗料が下地のボード等に染み込んでしまい、上塗り塗料の 密着性が損なわれるのを防ぐ役割を果たすからです。 また、下地のボードは、通常ベージュやグリーンの色をした 紙で表面が覆われていますので、その色を白い下塗り塗料が 隠してくれるという役目もあるのです。 そう、上塗り塗料を塗るだけだと、下地の色も反映された インテリアになってしまう恐れがあるのです。 プライマーを塗った室内と塗らない室内では、実は大きな 差があるんですねぇ。 また、私たちはこれ以外にも特殊なプライマーを持っています。 それは、リフォーム用の「#777 Super Stick」や更に強力な 「#888 Super Adherent Primer」といったものです。 ![]() #777は、通常の改装用として使います。長く使っていると 室内の壁も汚れます。それは、ドライウォールであっても ビニールクロスであっても同じです。 そういった生活空間で蓄積された汚れを隠すのが、この #777なのです。 また、#888は先にお話した通り、更に強力に下地の汚れを 隠す為に開発されました。 ![]() お店や商業施設、人が集まる空間では、油やタバコのシミが 一般家庭の比ではないくらい壁や天井を汚しています。 それを少し拭いたところで、そのうちそれが表面に浮き上がって きてしまうのです。そんな時、この#888が活躍します。 油汚れでも下地のところでシャットアウトしてしまうので、 あとあと不具合が発生することもないのです。 勿論、上塗りの塗料の載りもいいので、新築同然に 生まれ変わります。 これらは、上塗り塗料と同様に、ビニールクロスや木など 様々なものに塗ることが出来ますので、ドライウォールを 施工していないインテリアでも、塗り重ねることが可能です。 これらのカナダ製塗料は、全て水性。有害なホルムアルデヒドも 製造過程から排除されているので、国産のものより安全性が 高いんですね。 日本はまだまだドライウォールが普及していないですが クロスの塗り替えから始めてもらえれば、きっと 塗装仕上げの素晴らしさが一般に理解してもらえる ような気がします。 プライマーについて書いた記事「必要なことは、ちゃんとやる」: http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/201009270000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年10月03日 15時31分40秒
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