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テーマ:家を建てたい!(9815)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
以前お話した通り、温まった湿気が滞留しやすい屋根裏は 十分な換気が必要です。特に冬は結露を起こす原因にもなります。 屋根の一番高い位置にある棟に換気棟を設置して、屋根裏の 空気を逃がすのですが、湿気がスムースに出ていく為には、 どこからか別の空気が入ってくることが重要となります。 そこで利用されるのが、外壁材と構造体との間に作られた 通気層と写真の軒下換気口。 太陽の熱によって温められた空気が、軒下から入って屋根を 抜けていくと、その空気に引っ張られる形で外壁の通気層にある 空気も一緒に抜けていきます。 外壁の空気、軒下の空気、室内の空気の3つが混在して 棟から抜けていくことで、建物の結露を防ぐことが可能となります。 当然、屋根裏空間は断熱空間としても機能することとなります。 ただ、屋根裏を部屋や収納として利用する場合、屋根に 断熱材を入れなければなりません。でないと屋根裏部屋が 暑くていられませんからね。 でも、断熱材が空気を流通させる通気層を塞いでしまっては せっかくの結露防止の仕掛けが機能しなくなってしまいます。 断熱を図りながら、結露対策をするにはいろいろな施工が必要に なるのですが、そこに気付かないビルダーはたくさんいますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年11月25日 15時30分48秒
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