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2017.08.31
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カテゴリ:ベッドライフ




ベッドは一生のうちに、そう何度も買い替えることは少ないアイテムです。

大学生時代などの短期的な使い方で簡易ベッドを使っていても、最低4年は使います。
ベッドのお値段はピンからキリで、それこそ数万円から数十万円までキリがありませんが、特別高いからあまり買い替えしないということでもありません。

流行り廃りが大きい洋服などは、いくら高価でもそう長くは着られるものではないので、数年に一度は新しいものを買うでしょうね。。

お金の掛け方でいうと、身に着けて人様にお披露目するものにはお金を掛け、見えないところで使う寝具は慎ましいのはごく一般的でしょう。
以前寝具屋さんからこんな話を聞いたことがあります。例えばお布団で10万円だっとします。

すると大概のお客様は「高い・・・」と言うそうです。
想像ですが、そのあとに(たかが布団に10万円?・・・)といった思いが含まれているかもしれません。

寝具屋さんに言わせれば、10万円の布団は決して高くないと言います。

その理由は、布団は優に10年以上使えるからです。
そう考えると布団のコストは一年で1万円です。月々にすれば1000円にもなりません。

ちなみに寝具屋さんの意見では、一番高いものは食べ物ということです。
例えば、食費に一日1000円使うとひと月で3万円、一年で36万円、布団の10年に換算すれば360万円にも上るのですね。

ですが、ここで考えてほしいのは、人生の3分の1はベッドで過ごすという真実です。
睡眠は今日の疲れを癒し、明日への活力を生み出すための大切な要素なんです。

良い眠りが、健康の要で、幸せの人生を約束するのです。
もちろん健康維持には睡眠ばかりではなく、バランスの取れた食事と適度な運動が欠かせないことは言うまでもありません。

ですから良い睡眠をもたらす環境やベッド選びも、本当は、食事と同じくらい重要だということです。


心地よい眠りはマットレスから。



良いベッド選びは、実は良いマットレス選びなんです!
自分にピッタリのマットレスがほしい・・・誰でも思うことですよね。

快適な眠りの為に 自分に合ったベッドやマットレスを選ぶポイントは、肌や身体が感じる快適性です。
実際に様々なタイプやメーカーのマットレスに横になってみないと始まりませんが、実がこれがなかなか難しい問題です。

とにかく、沢山のベッドに横になって見る。そこで各メーカーのショールームで5分10分試しに横になったとしましょう。
確かに、その雰囲気や、手触り、硬さ、柔らかさ、などは実感できるでしょう。

ところが睡眠は、毎日6時間から7時間しているものです。
その間にマットレスがもたらす環境がどのように変化しているかは僅かのお試しでは分からないことなんです。

でもそういってしまえば身も蓋もありませんね。
取り合えずということでお試しをする時には、メーカーさんの説明を聞くことにもつながるので全くの無駄にはなりません。

その中で、自分の好きな寝姿勢、寝返りなどをしてみてすこしづつ好みがわかって来ることもあるでしょう。

なので、一概にマットレスは「硬いのがいい、柔らかいのがいい」というのは間違いです。
マットレスの硬さは、身体の大きさ、体重、柔軟性、寝姿勢、背骨のカーブ、骨格、寝返りの回数等様々なファクターで人によって感じ方が違うのです。

理想的な寝姿勢とは?



人間がスッとまっすぐに立った姿勢の背骨の状態が、身体各機関にもっともストレスの無い状態といわれています。
腰 尻部の極端な落ち込みなどは、腰の筋肉などに余分なストレスを与えてしまいます。
この表現はベッド関係の説明にはしばしば用いられています。
が、まっすぐに立った姿勢が理想だといわれても、そんな姿勢で寝ている人は皆無です。

ですから良いマットレスということは、寝た時に身体の中心の背骨が、変形しすぎないということに留めておきましょう。

どんな方も、一晩に20回程度の寝返りをするといわれています。
この回数を無理なく楽にできるマットレスがその方に合っているということは言えます。

マットレスが硬過ぎれば、身体に負担がかかりすぎるため回数が多くなると思われ、反対に柔らかすぎると身体が沈み込みすぎて寝返りがしずらく、結果、なんだか寝た気がしない。なんていうようなことが起こります。

また暑さ寒さが快適な睡眠の妨げになることも多々あります。
こちらはリネンや寝具、お部屋の冷房や暖房の工夫が必要になります。


硬すぎるマットレスと柔らかすぎるマットレス



理想の寝姿勢をサポートする為に、マットレスは最も重要なファクターです。
硬すぎるマットレスは、身体の一部分だけが圧迫され、血流が阻害されてしまいます。
試しにフローリングの上に寝転ぶと圧迫された箇所が痛くて長く寝ていられないでしょう。

そのため、ベッドでは寝返りが多くなり、熟睡をさまたげてしまいます。

反対に、柔らかすぎるとどうでしょうか。
理想の寝姿勢では、腰部にかかる圧力は、体重の約44パーセントにも上るといわれています。(因みに頭部8%肩33%脚部15%)
そのため、仰向けに寝ると腰部だけが深く沈んでしまう体勢になります。
腰が不自然に沈み込む状態では腰に負担が掛かり熟睡できるものではありません。朝起きた時腰痛を感じるかもしれません。


では、自分に合った良いマットレスとはどんなもの?



人それぞれ体型も違い寝姿勢も違います。
本当は家具屋さんで気に入ったマットレスが見つかったら、一晩くらい試し寝ができればよいのですがそんなことは不可能ですよね。
ベッド関係のものの本には、耐圧分散のポケットコイルが良いとか謳っていますが、これも100%確かではありません。
カタログデータはあくまでも参考です。マットレス選びには経験値がものすごく役に立ちます。

例えば、旅行や出張で良いマットレスに出会ったら、それを覚えてきましょう。
シーツをめくると、マットレスの端っこにブランドや性能表示があります。それをメモしておきましょう。
そしてマットレスを買うときの参考にします。

このようにマットレス選びは、予算の制約もあり本当に難しいものです。
といっても、ほとんどの方が今お使いのマットレスで満足しているはずです。

しかし誰も、今よりさらに「快適な眠りを・・・」と追い求めるのは人情です。
私たちのマットレス選びには終点がないということではないでしょうか?


ベッドを買う前に よくある質問



Q:ベッドの上にふとんを敷いて寝ちゃだめでしょうか?



A:構いません。ですがマットレスの上にふとんを敷くのはNG。
 これでは、せっかくのマットレスの寝心地がまったく発揮できなくなってしまいます。
マットレスの上にはベッドバッドを敷いて寝ることで、初めてベッドの理想的な寝心地が実現することをお忘れなく。
お布団のほうがお好みの方でどうしてもベッドの高さで寝たい方は畳ベッドみたいなものが良いでしょう。

Q:マットレスって、ふとんみたいに干せないの?



A:かなり大きなものだし、ふとんのようにベランダに干すのはムリでしょうね。
むしろ、時どき風通しのいい部屋にマットレスを立てかけておけば、 こもった湿気がとれて長持ちします。
また上に敷くベッドパッドをまめに干せば、いつも気持ちよく清潔に使えます。
そしてベッドは「すのこベッド」をオススメします。下からの通気性に優れるのでかなり違います。
「すのこベッド」でしたら、マットレスの内部への通気も増えるので湿気が籠もりません。

Q:マンション購入を機に布団生活からベット生活に変えようと思っています。


ただ、寝ている時に相手がものすごく寝返りをするのでシングルベット2台にしようか、
スペースの問題を考えてダブル(もしくはクイーンサイズ)にしようか悩んでおります。


A:以前はクイーンサイズのベッドにして失敗したと意見が多かったのが
掛け布団や毛布は、ダブルはあってもクイーンサイズってなかなか見つけられないです。
なのでダブルサイズの掛け布団で我慢してます。と言うものでした。
が、この頃はインターネットで探せば結構ありますのでその辺は心配がなくなりました。
でも一緒に寝る方の寝相が悪い場合はツインにしたほうがよいです。最悪の場合ベッドを離して使うことができるのでおすすめです。

Q:中国製マットレスと日本製何の違いはあるの?



A:マットレスはベッド本体より中身が見えないだけに深刻です。
中国製マットレスが全てダメとは言いません。しかし私達が購入するときに新品のマットレスを破って見るわけにはいけないのが実情ですよね。
そうなると完璧に生産管理をして出荷されている日本製のほうが信頼があるということになります。
つまりどれをとっても安定した品質で均一なのが日本製。もしかしたら劣悪もあるかもと疑われるのが中国製ということのなります。

ある家具メーカーが中国産マットレスをこの十数年の間に抜き取り検査をした結果、現物を切り裂いてみた限りではほとんどが「とんでもないもの」で、
比較的良いものは少数だったとか信じられないお話もほんとうにあります。
日本製品との違いは、ポケットコイルの袋の中にバネが入っていないところがある。
バネの高さが違う、新品のときから袋が破けている・・・
中国の一部都市では電圧が安定していないため、電気で行うバネの焼き入れにバラつきがある。
衛生管理が徹底せず、不衛生な環境の工場の映像を見た。などなど。
まともな中国製マットレスを製造、販売している業者には迷惑な話もあります。
中国製品には生産技術や材料の品質も日本製より劣るところもあるので、割りきって使うことも必要かもしれません。

ですが中国の工場に生産でも、日本人の生産管理者が常駐しているメーカーのものは、日本の基準をクリヤーしてるのでその限りではありません。


Q:良く耳にするマットレスが『へたる』とはどういうこと?



A:『へたる』という現象は、バネよりむしろ内部の詰め物(ウレタン等)が偏って生じるもので、詰め物の量が増えるほどに『へたり』は早くなります。
同じ所にだけ荷重をかけるとそこだけ早く劣化するので、これを遅らせるにはマットレスをローテーション(前後入れ替え又は裏返し)することです。
半年に一回ぐらいやってみてはどうでしょうか?しかし『へたり』も徐々に進行するのでそれに気づきにくいことも事実です。
7~10年ほどしたら新品に変えましょう。そうすればどれくらい「へたった」かが実感できます。




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Last updated  2022.02.15 14:51:56
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