カテゴリ:ミネラルショー関係
![]() これをKURO的に翻訳すると「飛んで火に入る夏の虫」。 はい、撃沈してきました。 石好きが石イベントに出かけていって、「見てるだけ~」で帰ってこられるか。 否。 それは無理。 それをふまえた上で「撃沈」というのは、 最初、「多分こんなもの(予算)だろう」と予想して出かけたら、 予想以上に目うつりして、心ぐらぐらなものがあって、 なぜ、財布の中身は有限なんだ~!!!!と、内心叫ぶ事態になるからです。 しかしですね、今回のイベントはアート&ジェムショー。 ミネラルではなくてアクセサリー主体のショー(のはず)なのです。 会場全体を見渡すと、6月のショーに比べて明らかに原石率は低いです。 低いはずです。 なのに、なぜ原石ばかり買って、財布の限界で指をくわえる羽目になるのか。 これぞ、ショーの魔物の仕業に違いありません。 ミネラルショーの魔物の魔力に魅入られた、哀れな石好きの私は、 毎度毎度「これくらい(予算)?」と予想して出かけては、 自分の「希望的観測」を木っ端みじんに打ち砕かれて帰ってくることになるのです。 さて、今回のIMAGE2007。 昨年に比べると、やや店の顔ぶれに変化があったようです。 見かけたはずの店がいなくて、はじめて見た店があります。 間をおかずに京都ショーがあるので、そちらに参加することにしたお店もあるのでしょう。 最初に言ったとおり、今回のショーは、建前上はアクセサリーやビーズが中心。 しかしながら、原石もちゃんと売られております。 そして、常日頃から「お店の隅探し」が基本の私としては、 原石の店が少ないことは、あまり気になりませんでした。 ぐるりと見渡し、会場をぐるぐる何周も歩き、お店の隅をつつくことほぼ一日。 アクセサリーはほとんど気にとめていなかったのでパス。 ビーズは、シャーマナイトやレムリアンシードのビーズが売られていました。 中には、「明らかすぎる染めのブルー・アラゴナイト」もありましたっけ。 原石では、まず、例によってアフガニスタン・パキスタンものにはまりました。 なんたってあわ~い桜色のフローライトのクラスター! スイスのピンク・フローライトには色の面では叶いませんが、 きれいな八面体の結晶が、雲母の母岩の上に いくつもころころしているかわいいものをゲット。 黒く見えるクローライトが入った細身の水晶は、 掌で転がすと、まさしく澄んだ金属音がする「シンギング・クォーツ」。 買ったお店以外にもアフガン&パキものの店がいくつかあり、 いずれもよく見るとなかなかいいものを置いています。 ヒマラヤ水晶を置いているお店では、 一目でクラッときた、すばらしい石があったのですが、 大きい上に、自らの「財布の限界」を思い知らされるお値段に撃退されました。 ヒマラヤ水晶(ネパール)は、数を置いている店が2つほど、 それ以外も含めると4~5店あったように思います。 おもしろかったのは、昨年変な石があったとか、、 量り売りで、よってたかって探しまくったお店が、 今年はまったく元気がなかったこと。 よって、アフガン&パキ以外は、別のお店ばかりで買いました。 そして、今回の意外。 一見インド屋さんっぽい店なのに、覗いてみると、奥にはなんとロシア水晶。 しかもダルネゴルスク。 信じられないことに量り売り。 いかにもダルネなへんてこ水晶が一つ2000円台とはこれいかに。 「どうしてこんなところに、こんなものが」 「よく見ると、これってすごい~」 ……と言うぐあいに、お店の隅、石のピンポイントの魅力を見ていくと、 知らない間にミネラルショーの魔物の餌食になってしまうのです。 ご注意あれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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