テーマ:ワイン大好き!(30329)
カテゴリ:フランスワイン
ここからは先日のロゼ飲み比べのワインです。最初はブルゴーニュのロゼです。マルサネ・ロゼ05。生産者はジョセフ・ロティです。10代以上にも渡って続いているという大変な名門で、ジュヴレ・シャンベルタン村を本拠としています。長い歴史に忠実に、古典的方法での醸造、栽培を維持しているそうです。現在は、畑、醸造ともに当主の息子フィリップが行っています。 セパージュはピノ・ノワールにガメイも使われているようです。価格は、写真のお店で2919円。 色はやや赤いサーモンピンク。まさにロゼワインらしいロゼワインの色合いです。 香りは、開けて直ぐは閉じ気味で、ややアルコール的なニュアンスとミネラルが出ているくらいですが、時間とともにどんどん開いてきます。すると、ラズベリーやクランベリー、ストロベリーといった赤ベリーや、オレンジ、ピンクグレープフルーツといった柑橘のニュアンスを感じられるようになりました。更なる時間経過で、ミネラルはよりはっきりしてきますし、土っぽさや鉄分、かすかな紅茶の葉っぽさといったものも感じました。 味わいも、開けたてはやはり閉じ気味。時間とともに酸、ミネラルともにくっきりしてきますし、奥から果実味も出てきます。ただ、それはやはり柔らかく繊細なもので酸の後ろに寄り添うといった感じです。酸はベリー系のフレッシュさがありますが、一方で太さも感じさせます。ボディはミディアム、ロゼにしては厚み、丸さを感じます。 香りが前回になってくると、パンをつまみにワインを楽しんでもいいくらいかと思いますが、やはり食事との相性はいいですね。 会では、参加者の方お手製のチキン南蛮と好相性で、やはり鳥肉との相性はいいのかなと思います。タンニンはほぼ感じないので、あまり脂の強いものはどうかと思いますが、チキンソテーや花見をしながら焼き鳥、なんてのもいいでしょうね。 また、面白かったのがオレンジ香が強くなってくると、参加者の方がお土産でお持ちくださったはるかというみかんと非常によく合ったことです。みかん自体に酸味がほとんど無いのが良かったのかもしれません。 ピノらしさを感じられるいいロゼですね。値段はモンジャールのロゼと比べますと少し高いですが、それでもこのスタイルのロゼを代表する1本と言えそうです。 これがはるかです。ピノの赤とあわせても面白いかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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