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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2009年12月03日
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カテゴリ:日本ワイン

さて、ここからは先日のお鮨とワイン会のワインです。
ブーケ・橙08。生産者は、国産ワインの新世代として現在人気を博している四恩醸造です。有機栽培的な葡萄作りや、天然酵母を用いた醸造なども行っている他、甲州種の醸し発酵や巨峰を用いたロゼワインを作るなど、2007年9月に醸造免許を取得したばかりの若いワイナリーですが、意欲的なワイン造りを行っています。
本ワインも、甲州の醸し発酵を行ったもの。樽熟成も行ったそうです。価格は2310円。国産ですからどこも同じです。

色はまさしく橙。やや濁りもあります。同じような作り方のココファームの甲州FOSと比べると随分と淡いです。

香りは、醸し発酵の白らしく、八角やアニスといったスパイスのニュアンスや酵母っぽさ、バナナっぽさを感じます。また、樽熟のおかげか、カラメル、とまでは行かないものの砂糖的な要素ないし蜜っぽさも少々。また、橙色に似合った柑橘っぽさもあり、オレンジに加え、温州みかんやその皮、あるいはハッサクといった和の柑橘の印象も強くあります。ミネラルは、思った以上に存在感がありました。

味わいは、しっとりした果実味が印象的。要素の中では最も強く感じるでしょうか。しかし、甲州らしいハツラツとした酸も、程ほどに出ています。この出過ぎない酸のバランスは流石四恩醸造というべきでしょうね。ミネラルは、香りの印象と比べるとずっと柔らかで、広がりがあります。ボディはミディアムライト。自然派的な柔らかさがあります。また、タンニンとまでは行きませんが、旨みの強さを感じました。

日常の食に合うワイン造りを指向しているワイナリーだけあって、食事との相性はよさそう。冷しゃぶやら肉じゃがやら魚の煮物やら、幅広く様々なお惣菜に合いそうです。
また、今回のワイン会では、最初のふぐと二番目のサワラのタタキと合わせてみたのですが、こういったちょっといいお料理との相性も十分に期待できます。両者ともにいい相性でしたが、特に、ふぐはネギや茗荷といった薬味を使った、ポン酢で頂くスタイルながらも、酢とも寄り添いますし、薬味との相性も良好です。

薬味との相性のよさは流石日本のワインというべきでしょうかね。ふぐとは甲州のフレッシュな側面が、サワラとは樽熟や醸しのコク、まろやかさの側面が、それぞれはまっており、丁度いいワインだったなぁという印象です。
また、お店の白木のカウンターにやや落ち着いた黄色い照明というシチュエーションに、このワインのラベルは非常に良く映えていたと思います。お寿司屋さんや和食屋さんのカウンターにこのワインがあると、なかなかオシャレなんじゃないでしょうか^^





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最終更新日  2009年12月07日 23時40分06秒
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