カテゴリ:花
五月の朝風に吹かれて、今日も自転車で朝の散歩。GWは終わったが、吾輩のGWは際限もなく続くのである。
青葉が日に映えて美しい。我が親愛なる俳人、くに麻呂殿より、夏の季語は「山滴る」であると教えていただいたが、いかにも青葉滴る道なれば、山が青々と緑したたる様は、まさに「山したたる」というべきで、山したたる夏と納得される。 五月の朝の風がさやかに吹いている。 青葉吹く 五月の朝の 風すずし 道がままにぞ 我はゆくなり 朝日を受けて、桐の花が紫に燃え上がっているのが目に入った。近くまで行ってみたが、建物が邪魔をして、写真に撮れる場所まではどうしても近付けない。仕方ないので、歌でスケッチしておく。 桐の花 むらさきに燃ゆ この道を 風とゆくなり 夏立つ朝野 出鱈目に走っていたら、卯の花の匂う垣根を見つけた。もうやはり夏ですな。しかし、まだ今年はホトトギスの声を聞いていない。 ほととぎす 鳴かねど垣の 卯の花の ま白き色に 夏は来にけり ひとしきり走っての帰途、出鱈目にゆくと小さな神社に出くわした。もう水走の近くにまで帰って来ていたのだ。神社の名は大津神社。小さいがすっきりしていて、なかなかいい感じである。 由緒書にはこうある。 「当神社は延喜式神名帳にのせられている古社にして、御祭神は大歳神(おほとしのかみ)の御子大土神(土之御祖神・すなのみおやのかみ)で、字宮森に鎮座するとあります。創建の年月は詳でないが、伝説によれば、天児屋根命(枚岡神社の御祭神)の乳母、津速比賣(つはやひめ)ともいわれています。 社名よりして古代当地は、湖沼時代に沿岸地域での港津として重要な交通上の拠点として発展してきた地と推察されます。 平安時代から室町時代の中世にかけての集落が営まれた水走遺跡と合わせ、土豪水走氏が河内の一つの拠点として拓き、発展したものと考えられる。」 恩智(おんぢ)川に出て、岸の道を走るとシャリンバイ(車輪梅と書くのかな?)であろうか、白い花が盛りと咲いていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.06.05 21:14:34
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