カテゴリ:偐万葉
偐万葉・木の花桜篇(その6) 梅雨時は偐万葉が流行るらしい(笑)。さて、本日も偐万葉です。 偐家持が木花桜姫に贈りて詠める歌21首 人参の 色に咲きたる ダイコン草
小百合花 後にも咲かむ ソルボンヌ ヤカモチの 駄作に芭蕉 苦虫を 少女らは いずれ菖蒲か 杜若 イリスの神の 笑みにもあらむ
晴れ過ぎて 汗流るらし 半袖の 晴れ過ぎて 夏日なるらし 白妙の 春過ぎて イリスの神の 微笑みの ときじくに 咲ける桜の あはれとも 木花桜姫の返しける歌 人とはぬ 野辺にたたずむ 桜花 あはれ今年の 春もいぬめり 遍路みち ゆくひとのあり 眺むれば 木花桜姫の返しける歌 卯の花は 今ぞ咲きたり ホトトギス 来鳴きてぞあれ 我も待ちつつ
卯の花を 腐す五月雨 しくしくに 卯の花の 匂ふ垣根も 雨なれば 木花桜姫の返しける歌 ホトトギス 声も聞かれぬ 卯の花の 待ちてこがるる 雨の夕暮れ 石鎚の 道は祈りの 九十九道 横峰の さ霧の道の 木の暗を 木花桜姫の返しける歌 み仏の 慈悲を慕ひて 横峰へ 参る遍路の 鈴の音きよし
秋に咲く 花にしあるを サフランの
我が庭の しずのおだまき くりかへし 木花桜姫の返しける歌 くりかえし 咲く花ならば、かの君の 紅百合の 咲かでわが身の 夏を知る
たな曇る 茗荷の青き 森出でよ
伊勢路来て 椿油の 猿田彦 木花桜姫の返しける歌2首 年々に をち水飲みて 常の葉の 語部となれ 家持の君 若人と 見まがふ姿 をち水の 秘めたる力 知るよしもがな
奥山の 榊取り持ち 木綿つけて 木花桜姫の返しける歌 ゆふ懸けて あをき榊の 一枝に 真幸くあれと 祈り参らす 高砂の 百合に畏み ヤマボウシ 虫にかも 宿や貸すらむ 高砂の
<参考>過去の偐万葉・木の花桜篇 <注>掲載写真は全て木の花桜さんのブログからの転載です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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