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2010.07.29
カテゴリ：智麻呂絵画展
第61回智麻呂絵画展 本日は、19日に続き智麻呂絵画展の開催でございます。皆さま多数のご来場お待ち申し上げます。 智麻呂さんが気になって仕方のなかった花、アガパンサス。恒郎女様がいづかたからか調達されて来られたのでもありましょうか。このような素敵な絵が完成して居りました。 吾背子の 花にありけり 君子蘭 くちなしの 香のながれ来て 夕闇の 今回も友人凡鬼さんの「俳句便り」の中から2句ばかり拝借。 くちなしや褪せるはやさや香を抜きて （凡鬼） 梔子やコペルニクスを手本とし （凡鬼） 遠き日を たぐれば海辺の 道白く この絵は果物を並べて描いたのかと思いきや、さにはあらずて、小万知さんがお届け下さったフルーツゼリーのフタのラベルに描かれたフルーツの絵がモデルでありました。夫々のフルーツの絵をこのように合成して描かれたものでありました。 これは前回の祥麻呂朝顔の続編でありますな。 言に出でて 言はばゆゆしみ 朝顔の これはアメリカフヨウですな。 ふうりんの おとながれくる ゆふかぜに こちらも前回の「りち女ほうずき」の続編でありますな。智麻呂邸の玄関を入るとこの酸漿が迎えてくれます。 またひとつ 灯をともしたる ほほづきの 大伴家持の百合の歌3首を掲載して置きましょう。 あぶら火の 光に見ゆる わが蘰 さ百合花 後も逢はむと 思へこそ さ百合花 後も逢はむと 下延ふる 撫子の花と来るとやはり大伴家持ですかな。ハマユウの柿本人麻呂、すみれの山部赤人、梅の大伴旅人・・などというのが偐家持の印象であります（笑）。という訳でまたも大伴家持の歌3首。 秋さらば 見つつ思へと 妹が植ゑし 一本の なでしこ植ゑし その心 石竹花が 花見るごとに 少女らが ご来場有難うございました。またのご来場お待ち申し上げます。 ＜参考＞他の智麻呂絵画展は下記から。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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（向日葵）
（朝）
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