カテゴリ:偐万葉
偐万葉・マダムゴージャス篇(その1)
本日は偐万葉シリーズ初登場マダム・ゴージャスさんです。昨年の12月から当ブログをご訪問下さるようになりました。 偐家持が宝郎女に贈りて詠める歌15首併せ俳句1句 宝郎女の贈り来たれる歌 偐家持の返せし歌並びに俳句 散りまがふ もみぢかざしに 訪ね来し 行き逢ひの もみぢ葉かざし 行く子かな (筆蕪蕉) 宝郎女の贈り来たれる歌 星流れ 天つ船かと 問ふ君に 寄り添ひしまま 消えなましものを 偐家持の返せる歌 寄り添ひて たぐひてあれば 迎へ船 宝郎女の作れる歌 ほの白く タオルは光る いつもより 奥行き深き 部屋の彼方に 偐家持の追和して詠める歌 蛍火の ほのかに見えて 干しタオル 星見草 清き月夜に 白木綿の 雪にぞあらし 群れて含めり
宝郎女の贈り来たれる歌 偐家持の返せる歌 朝に日に 埋もれてあるを いとはずて 宝郎女の贈り来たれる歌 あかねさす シンビジウムは 自ずから 偐家持の返せる歌 おのづから さくときめたる 花なれば 銀輪の 道に日暮れて 影持も 先へ先へと 家路恋ふらし 人の行く 裏に道ある 花の山 デトロイトの 書店の午後の 日のたけて タワラマチ ナニナニコマチ ウタコマチ いかにせむ 佐野橋思ひの ほか長く 降りくる雨に 避けるすべなく 偐家持の返せる歌 是非もなし 降り来る雨や 佐野の橋
をみならは 大地に生くる 木にあれば
ころころと 金の光のこぼれくる 冬の夜空に 住む玉兎 偐家持の返せる歌 金烏 去りてころころ 光ます 忘れじの 人にあらねば 野の菊を ゆるくまとめて 贈る花束 偐家持の返せる歌 梓弓 引きみ緩べみ たはむれの 繭隠る 黒き森あり しらじらと お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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