カテゴリ:銀輪万葉
先日、飛鳥川や大和三山周辺などを銀輪散歩して参りましたが、何と言ってあてもない散策にて、今回は「ヤカモチも走れば歌碑に当たる」で、出会った万葉歌碑などをご紹介しつつ、記事になどしてみむとて・・。 橿原神宮前駅出発、本薬師寺跡経由、香具山に向かう。本薬師寺跡には大伴旅人歌碑があるが、今回は撮影せず。以前の写真で代用です。
わすれ草 わが紐に付く 香具山の 故りにし里を 忘れむがため 本薬師寺跡を出て東へ。前方には香具山、振り返ると畝傍山がよく見える。畝傍を背中に香具山へと向かう。飛鳥川を渡った処で道はカーブして北方向になるが200mほど行くと広い東西の道路に出る。これを右(東)に行くと、藤原京朱雀大路跡があり、それと道を挟んで向かい合うようにして万葉歌碑がある。遠く耳成山が背後に見えている。 藤原の 古りにし里の 秋萩は 咲きて散りにき 君待ちかねて 歌碑から少し東に行った辺り、香具山の背後に広がる山々が美しい襞をなして連なっているのが望まれる。こういうのを「たたなづく」というのであろう。大和しうるはし、である。 突き当りを左(北)に行くと奈良文化財研究所があり、藤原京についての展示室があって一般に無料公開されている。が、今日は立ち寄らない。
哭澤の 神社に神酒すゑ 祈れども わが大君は 高日知らしぬ 哭澤の杜の北側の辻を右(東)に、八釣地蔵の方向に入り、突き当りを右に行くと天香山神社がある。神社の拝殿脇に香具山への登山口がある。 ひさかたの 天の香具山 この夕べ 霞たなびく 春立つらしも 春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣ほしたり 天の香具山 香具山には登らず、藤原宮跡、醍醐池畔の万葉歌碑を経て耳成山公園へ。 耳成山公園の万葉歌碑も過去記事の写真で代用とします。
無耳の 池し恨めし 吾妹子が 来つつ潜かば 水は涸れなむ 耳成山公園から近鉄八木駅に向かう。駅手前で国道24号に入る。近鉄大阪線のガード下を潜り、一つ目の交差点、柳町交差点で右(西)に入る。 近鉄大和八木駅南口前広場を過ぎて少し西に行った角にこのような石灯籠がある。横大路は、伊勢街道、初瀬街道とも呼ばれる道。大和と伊勢を繋ぐ道である。 横大路を西へ。近鉄線踏切を渡り200mほど行くと飛鳥川に出る。飛鳥川は北へと流れて河合町保田地区で大和川に流れ込んでいるが、川岸に自転車道が整備されていて快適な銀輪散歩が楽しめる。明日香から田原本辺りまで通して走ったことはあるが、それより下流も今は自転車道が整備されているのかは知らない。そのうちに確かめてみましょう。 「おふさ観音」という表示が目に入ったので立ち寄ってみる。ぼけ封じの寺としてその名は知っていたが、未だ立ち寄ったことがない。まだまだ用はないと思うが、先々の参考にもなることなればとて立ち寄ることに(笑)。 寺の境内には薔薇の鉢植えが一杯。ボケてからお参りすると薔薇の棘が危険です。お参りはボケる前に済ませましょう。さすがに境内には木瓜の鉢植えはありませなんだ。 ここでページを改めます。続きは明日に。(つづく)
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