長らくブログ更新を怠って居りましたが、元気にしています。
本日は久々(と言っても1週間ぶりに過ぎませんが)の更新です。
先日、大阪市内にある渡船場を銀輪で巡って参りました。
<参考>現在運行中の渡船場
大阪市内には現在運行中の渡船場が8ヶ所ある。
2006年12月23日に友人の偐山頭火氏と二人でこれを銀輪で巡ったことがある。その頃は小生は未だブログなるものを始めていなかったので、この折の旅日記の記事は当ブログには存在しない。ということで、ブログのネタにと先日これを巡る銀輪散歩に出掛けて参ったという次第。
偐山頭火氏との先の渡船巡りは安治川トンネル(かつての渡船場が川底を通るトンネルになっている。)を潜ってUSJの前を通過して天保山渡船場から始めるというコースであったが、今回は少し寄り道遠回りコースとし、先ず淀川自転車道に出て、これを河口へと走り、舞洲に立ち寄ってから天保山渡船場に向かうこととしました。
コース概要は以下の通り。
淀川自転車道⇒大阪北港ヨットハーバー⇒常吉大橋⇒舞洲⇒此花大橋⇒
USJ西側道路⇒天保山渡船場⇒天保山公園⇒大阪港駅南側のコンビニで昼食
⇒難波津橋⇒日和橋⇒新福崎橋⇒甚兵衛渡船場⇒千歳渡船場⇒船町渡船場⇒
木津川渡船場⇒大和川右岸自転車道⇒阪堺大橋⇒大和川左岸自転車道⇒
遠里小野橋⇒あべの筋北上⇒遠里小野7丁目交差点左折、西へ⇒
安孫子道駅前から線路沿いの道北上⇒細江川沿い右折、東へ⇒浅沢神社⇒
住吉大社⇒住吉公園⇒大灯篭の間の道、西へ⇒住之江公園⇒
新なにわ筋右折、北へ⇒北加賀屋交差点先左折、西へ⇒北加賀屋公園⇒
公園北側道突き当り右折、北へ⇒千本松渡船場⇒落合下渡船場⇒落合上渡船場
(淀川畔の道)
淀川畔自転車道を走るのは2014年5月28日以来であるから、久しぶりになる。尤も、この時は上流へと走ったのであるが、今回は下流に向かい、河口まで走ることとなる。
<参考>淀川自転車道銀輪散歩(その1)(その2)(その3)
(同上)
淀川河口に到着。大阪北港ヨットハーバーがある。
立ち寄り休憩する。
向かいは舞洲である。
アラビアンナイト風の舞洲スラッジセンター(要は下水汚泥処理場ですな。)の異様な建物が目を惹く。
(大阪北港ヨットハーバー、奥の建物は舞洲スラッジセンター)
西方に目をやると遠く明石大橋も見えている。
(明石大橋遠望)
常吉大橋を渡り、舞洲に入る。
2008年5月には舞洲ロッジに宿泊して1泊2日の若草読書会をした懐かしい思い出がある。
<参考>舞洲・若草読書会 2008.5.31.
(舞洲北岸から西方向の眺め)
常吉大橋を渡って直ぐに右へ入る。海辺の遊歩道である。
海辺で遠く六甲の山並みを眺めやると、何やら淡路島の松帆の浦の海辺に居るような錯覚を起こす。
(舞洲北岸から北東方向の眺め)
(舞洲のハマゴウ)
砂浜などではよく目にする植物、ハマゴウがもう実を付けていました。
道路を挟んでスラッジセンターと向かい合って建っているのは大阪市環境局舞洲工場(ゴミ焼却工場)。これもスラッジセンターと同様の意匠で建てられていて、双方の巨大な煙突らしからぬ煙突が舞洲のランドマークとなっている。
(大阪市環境局舞洲工場)
(同上)
(此花大橋、左側の建物はNTT西日本舞洲別館)
(此花大橋から舞洲を振り返る)
(此花大橋から舞洲スラッジセンター、常吉大橋を望む)
(此花大橋から北東方向を望む)
(此花大橋からの眺め)
此花大橋を渡り、グルグルと何度も回る螺旋斜路で地上に降り立つ。高架道路に沿ってその下を東に進むとユニバーサルスタジオ(USJ)の西側道路に出る。USJの裏門を過ぎて、セブンイレブンの先を右に入り道なりに行くと、突き当りが天保山渡船場である。
(天保山渡船場)
対岸には天保山大観覧車や海遊館の建物が見える。
(天保山渡しの渡船の上から対岸を望む)
対岸の渡船場で下船すると、そこは天保山公園。
公園には大勢の人が居たが、みな一様にスマホを覗き込んでいる。ポケモンGOをやっているのだろうか、何とも異様な光景である。
海抜4m余の日本一低い山に登山して行く。ここは山に登るのではなく、山頂へはルートにもよるが、渡船場からの近道ルートなら階段を降りて行くことになる。つまり、先ず「下山」から始まる。此処での「下山」は「山から下る」というものではなく「山へと下る」というものなのである。
(天保山)
(同上・三角点)
(天保山大観覧車)
大観覧車を横に見て、地下鉄・大阪港駅を過ぎた処にあったコンビニ、ファミリーマートでおでんとおむすびなどを買って昼食とする。店内にテーブル、椅子を備えているので、凍ったお茶を買ったついでに、ここで昼食とした次第。
コンビニを出て直進、突き当りで左折、築港小学校南で右折、難波津橋を渡る。「難波津」という橋の名に惹かれて橋を渡った処で振り返って撮影。観覧車からはかなり離れた処まで来ている。
(難波津橋から天保山方面を振り返る)
湾岸線高速道の高架を潜り、日和橋を渡り、次の交差点で左折、新福崎橋を渡り、北東へと延びる道を直進。途中で右折し、尻無川沿いの道を上流へ200m程行くと甚兵衛渡船場である。
(甚兵衛渡船場)
待つこと数分。渡船がやって来ました。
と言っても、対岸の乗船場は目と鼻の先。
(同上)
甚兵衛渡船場から南へ。
千歳渡船場である。こちらは、少し距離がある。
(千歳渡船場)
(同上)
千歳渡船場から南へ。木津川運河を渡る渡船が船町渡船場の渡し。
(船町渡船場)
(同上・乗船前)
(同上・下船後)
船町渡船場から南へ。突き当りを左折、東へ。新木津川大橋に並行してある渡しが木津川渡船場の渡し。
(木津川渡船場)
木津川渡船場を出て南へ、平林北1丁目と2丁目の境の道で左折し、東へ行くと次の渡船場の千本松渡船場であるが、此処まで来たついでにと大和川を目指して南へと直進する。
南港ポートタウン線の平林駅を過ぎた辺りの喫茶店に入って、少し身体を冷やすこととする。喫茶店の方が暑い暑いと言う小生のために何も言わずそっとクーラーを強めにして下さいました。
喫茶店を出て、300m程南に行くと大和川の堤防。堤防の上の自転車道に入る。
(大和川。河口から1.2km地点より河口方向を望む。)
右岸の自転車道を上流へと向かう。住吉大社に立ち寄ってから残りの渡しに向かおうという、またしても遠回り気まぐれ寄り道作戦である。
阪堺大橋までやって来て、折角なので、橋を渡って堺市側の道となる、大和川左岸の自転車道を走ってみることとする。
川の中州にユリカモメの群れ。岸辺には望遠レンズ3脚のカメラを構えた何人かの人たち。珍しい水鳥も来ているのだろうか。
(大和川のユリカモメたち)
南海電車の特急ラピートが鉄橋を渡って行く。
線路を越えると、遠里小野橋。この橋で大和川を渡り、大阪市側へと戻る。この道はあべの筋。正面には遠くアベノハルカスも見えている。
(大和川・遠里小野橋)
遠里小野交差点で左折し、あべの筋と別れ、安孫子道駅前から線路沿いの道を北上。住吉川の上流になる細江川に出た処で右折、川沿いに行くと住吉大社の末社、浅沢神社である。
(浅沢神社)
この神社も何度目かの訪問。万葉集に登場する「浅沢小野の杜若」に所縁の場所でもある。
住吉の 浅沢小野の かきつばた
衣にすりつけ 着む日知らずも (万葉集巻7-1361)
<参考>大阪市南部銀輪散歩(4.浅沢神社から霰松原へ)2011.7.18.
(住吉大社・反り橋)
浅沢神社から住吉大社へ。
所定の駐輪場に自転車を停めて、反り橋へと向かっていると、グェッグェッと小さく鳴きながら物陰から現れたのは鴨の一団。
(住吉大社の鴨)
(住吉大社の第三殿<左>、第四殿<右>)
(同上・第二殿<手前>、第一殿<奥>)
(住吉川・右手が住之江公園)
住之江公園を出て、住之江競艇場を後ろに見ながら、新なにわ筋を北上。北加賀屋交差点の先の辻を左折、北加賀屋公園の北側の道を西へ。突き当りを右折し、北へ。其処で道路のコンクリート塀の壁にユーモラスな絵に少し心を和ませ(笑)。
(北加賀屋西部福祉会館付近の道路脇の塀に描かれた絵)
本日、渡り残しの三つの渡船のうちの一つ、千本松渡船場へ。
(千本松渡船場)
(同上)
(同上・乗客はわれのほかに3名、何れも自転車でした。)
千本松渡船場から木津川に沿って北へ。落合下渡船場へ。
(落合下渡船場、乗船前)
(同上、下船後)
落合下渡船場から600mほど上流にあるのが落合上渡船場。
写真は乗船前の撮影。対岸に渡って、渡船巡り完結であります。
(落合上渡船場)
寄り道、道草しながらの、ゆっくり渡船巡り。実に10年ぶりの銀輪渡船巡りとなりましたが、前回は冬、今回は立秋を過ぎたとは言え、残暑厳しい猛暑炎天下の銀輪渡船巡り、前回とは一味違うものとなりましたが、愉快な一日でありました。
<追記>友人の偐山頭火氏から10年前の渡船巡りの同氏ブログ記事のURLが送ら
れて参りましたので、追記して紹介申し上げます。
お湯休め「水都渡船巡り」2006.12.23.
<参考>銀輪万葉・大阪府篇