ちょっと、古いことになりますが、8月20日は、大学の同窓会の囲碁サークルで毎年行っている青雲会囲碁大会がありました。この大会は今年で第13回目になる。
囲碁サークルでは月1回の例会を行っていることは、当ブログでも何度も紹介していますが、その会場が北区堂島にあるビルの一室、通称「青雲会交流センター」であるのだが、この部屋は、同窓生の或る方のご所有にて、その方のご好意により同窓会が無償で使わせていただいていたもの。今年一杯でこれを返還することとなり、青雲会交流センターはひとまず閉鎖となります。
そういうこともあって、囲碁サークルも新しい拠点が見つからない限り、活動を休止せざるを得ない。そんな訳で囲碁大会も今年が最後となると見込まれるので、持ち回りにしていた優勝カップですが、今年の大会はこれを取りっきりにするということとなりました。
過去、第7回大会と第9回大会では小生も優勝させて戴いたことのある大会であるが、今年は、初戦敗退、早々と沈没してしまいました(笑)。
会場は、昨年と同様に「マイドームおおさか」の8階サロン会議室。参加者は14名で、小生は抽選の結果、川〇氏との対戦となる。序盤での些か強引な打ち方が禍して、終始苦しい展開となり、終盤に右辺の白地を破られるに至り、勝負あったとなり完敗。優勝は藤〇氏でした。
今回は敗者復活戦もないので、早々と負けた者は手持無沙汰となる。そこで、番外で負けた者同士で適宜に練習のお手合わせ。3局打って、安〇氏に勝ち、中〇氏と新〇氏に負け1勝2敗。本戦の1敗と合わせて、この日は1勝3敗となりました。
大会終了後は1階のレストランで懇親会。
懇親会終了後は、奈良県橿原市にお住まいの、優勝者藤〇氏と二人で谷町4丁目駅へ。藤〇氏は小生よりも7年先輩。「そろそろと身の回り品を処分整理しているのに、こんなカップを貰ってしまって・・」と同氏。その気持ち分りますな。近鉄上本町駅で大阪線に乗られる藤〇氏と別れて小生は奈良線で帰宅。奈良県に帰る藤〇氏が大阪線で、大阪府内の小生が奈良線。何か逆な気も(笑)。
今回は、夕刻の宴会があり、帰宅は暗くなるので、いつもの例会と違って自転車ではなく、電車でありました。よって、立ち寄り先などはなし。会場のマイドームおおさかの隣の大阪商工会議所ビル南側の銅像と稲荷神社の写真でも掲載して置きます。
(大阪商工会議所前の銅像)
大阪商工会議所初代会頭の五代友厚、第7代会頭土居通夫、第10代会頭稲畑勝太郎の銅像が並んでいる。五代友厚の銅像は大阪取引所の前にもあるが、そちらの方が重厚な感じがする。
<参考>青雲会囲碁・囲碁打ち止め 2014.12.13.
銅像の奥には、稲荷神社がある。
(大阪商工会議所南側の稲荷神社)
さて、8月も残りわずか。相変わらず暑い日が続いていますが、日が暮れると秋の虫の声。おちこちに秋の気配が見られるようになりました。
最近の銀輪散歩で見つけた秋の気配の写真などを併せ掲載して置くことといたしましょう。
(モミジバフウの実)
葉は猛暑の所為で、何やら干乾びた感じもなくはないモミジバフウ。秋が深まって美しく紅葉するものやら。既に実をいっぱいつけている。
(同上)
若い実は、近くで見ると何やらグロテスクな感じがなくもない。
(同上)
ハナミズキの実も。秋には真っ赤になるが、この実は有毒。齧ったりはしないように。とても苦い。経験者は語る、であります。小生以前、齧ったことがある。猛烈に苦い。
(ハナミズキの実)
(サルスベリ)
サルスベリも花の時期を終え、実の季節に入ろうとしています。
(サルスベリの実)
次はネムの実。万葉では「ねぶ」であるが。
大伴家持が紀女郎に返した歌に「吾妹子が形見の合歓木(ねぶ)は花のみに咲きてけだしく実にならじかも(万葉集巻8-1463)」という歌があるが、マメ科のこの植物、こんな実をつける。
花は中国古代の代表的美女・西施に芭蕉が喩えたほどのものであるが、その美しさに比べて、実の姿形は余りいただけない。大伴家持さんに、実になっても合歓の場合は如何かと思いますよ、と教えてあげたい気がいたしますな(笑)。
(ネムの実)
道の辺の 合歓の実西施が なれの果て (筆蕪蕉)
(同上)
(ザクロ)
ザクロも色付き始めています。
(同上)
(コナラの実)
これはコナラの実。木の肌はクヌギによく似ている。それであるか、この木には「くぬぎ」と大きく書かれた名札が掛けられていました。で、クヌギの実を撮ろうと近寄って見上げるとご覧のような実。コナラの実でありました。
公園などの木の名札には時にこのような間違いがありますから、100%信用してはいけないのであります。
コナラの実は二つセットで生っていることが多い。「二つ」の枕詞に「小楢の実」を使ってもよさそうです。中、那珂などの枕詞の「三つ栗の」は、栗の実はイガの中に必ず実が三つ入っているから、というのがその由縁。これに対してカシの実は一つずつ生るから「一人、ひとり」の枕詞は「樫の実の」が使われる。
樫の実の一人行く児は・・(これは高橋虫麻呂の歌に出て来る。)
小楢の実二人しあれば・・
栗の実の三人(みたり)つどへば・・などと使えそうです。
(同上)
(ギンナン)
ギンナンも二人寄り添ってなっているのがありましたが、これはたまたまで、単独のもあれば、集団のものもあって、ギンナンは枕詞にはならぬようです。茶碗蒸し用ですな。
(同上)
見上げてばかりいましたが、足元に目をやると、オヒシバ、メヒシバ、エノコログサなども。これらも実ではある。
(オヒシバ)
(同上)
(エノコログサ)
エノコログサにも色々と種類があるようで、これは穂が普通のエノコログサよりも長いので、アキノエノコログサかオオエノコログサであるのかも知れない。
五穀の粟はこのエノコログサの品種改良版らしいから、この穂を脱穀して食べられないこともない筈と挑戦されたお方も居られるようですが、はてさて、どんなものやら(笑)。
(同上)