カテゴリ:万葉
このところ、ゆえあって遠出の銀輪散歩もままならず、ブログのネタも途切れがち。偐万葉シリーズでつないでいましたが、昨日は恒例の墓参(本来は9月2日にすべきであったのですが、2日、3日が不都合となり、4日になりました。)でありましたので、その道すがらのことなどを記事にして置きます。
我が家の墓は生駒山系の山の西麓の高みにある。もう、何度となく墓参のことを記事にしているので、ブロ友諸氏その他以前からご訪問戴いて居る皆さまには先刻ご承知のことかと存じますが、上の写真のような眺望にて、大阪平野が一望であります。 われわれは、大なり小なり人に迷惑をかけ、大なり小なり人のお世話になり生きている。そのことを自覚するだけで、世の中の景色が違ったものに見えて来るというものであります。 樫の実の ひとりになくば われらみな 道端の樫の木にドングリがなっていました。樫にもアラカシ、シラカシ、ウバメガシなどと色々種類があるようですが、ヤカモチにはこれが何の樫であるのかまでは分かり兼ねることであります。 道教では、棗を久しく食すると神仙になれるとされる。 「内裡に玉棗生ひたり。勅して、朝野の道俗らをして玉棗の詩賦を作らしめたまふ。」とあり、 「丈人一百十二人玉棗の詩賦を上る。」とあり、 玉掃 刈り来鎌麻呂 室の樹と 梨棗 黍に粟つぎ 延ふ田葛の 道すがらに見掛けた花はケイトウとタマスダレ。
見掛けた虫は、ショウリョウバッタ。 毎度代わり映えのせぬ墓参関連の道すがら・お粗末日記でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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