カテゴリ:絵画
囲碁仲間の福〇氏の作品が第56回二元展の佳作賞に入選したとのことで、同氏から招待券を頂戴したので、本日は銀輪散歩も兼ねて天王寺の大阪市立美術館まで走って来ました。自宅を出て方角だけを頼りにジグザグに適当に走っているうちに勝山通りに出たので、これを西へと下る。御勝山南公園まで来たところで、公園に立ち寄り暫し休憩。この公園のことは以前のブログ記事でも紹介しているので、詳細はそちら(下記、参考)をご覧下さい。 この公園の北東角には折口信夫の歌碑もあるが、これも上記の参考記事に掲載済みなので、省略します。勝山通りを挟んで北側にあるのは御勝山古墳。大阪夏の陣で徳川方が此処に陣を敷いたので、古墳はあらかた壊れてしまっているとのこと。 真っ直ぐ西に向かい谷町筋に出たところで左(南)に行くと真田幸村が陣を置いた茶臼山である。茶臼山公園の南隣が美術館であるので、公園側から美術館に向かう。駐輪場は?と探すが見当たらない。近くに居られたおじさんに尋ねると南隣の天王寺動物園の入口近くにあるという。 福〇氏は猿の絵ばかりを描いて居られる。で、猿は、猿はと足早に展示作品を見て回る。手前の会場には猿は見当たらない。奥の会場に入ると中ほどのブロックに「猿」が居ました(笑)。人物画や風景画や抽象画などに立ち混じっての「猿」の絵は異彩を放っているのでありました。 猿は猿でも、今回の作品はゴリラでした。中央にシルバーバックと言うのでしょうか、オスのゴリラの後ろ姿を置き、左右に設けた小窓のような区画に正面からの姿を描いて居られる。 そのタイトルは「望郷or・・・・・・」とあるから、彼は遠い生まれ故郷のことを思っているのでしょうな。背中も心なしか寂しげであるし、こちら向きに描かれた顔の表情も悲しげである。動物園での暮らしは食うには困らないのだろうが、野生であった頃の自由や誇りは此処には無い、身の不条理、理不尽を嘆いているのでもあるか。 うしろすがたの しぐれてゆくか (種田山頭火) <参考>福〇氏の絵は以下の記事でも紹介しています。 ついでに、親鸞聖人像にもご挨拶。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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