カテゴリ:虫
柳の実、と思ってカメラを向けましたが、撮影しながら、柳絮(りゅうじょ)という言葉が思い浮かびました。柳絮と言えば春の季語。春になると綿毛の付いた柳の種・柳絮が舞うことから、春の季語となっている。してみれば、この夏の盛りに柳がこのような実を付ける筈もない。ひょっとして虫こぶかと帰宅してから調べてみると、果たしてその通りでありました。 もう少し近寄ってみるとこんな感じです。何れの虫こぶも葉の付け根に近い部分に出来ているが、実がこのようななり方をする筈もないことは見れば分かるというもの。 この虫こぶはコブハバチの一種という蜂の幼虫が中に1匹入っているそうですが、割って虫の平穏を脅かすのもいかがなものかと、その撮影はしませんでした。どうしても見たいというお方は下記<参考>のサイトに写真が掲載されていますのでご覧下さい。 で、蜘蛛の巣を写真に撮りましたが、クモは何処にかクモ隠れ。 蓮は極楽に咲く花。仏の座は蓮華というのが決まり。 このトンボ、余程にこの蓮の蕾がお気に召したのか、カメラを近づけて警戒心から逃げ去ってもすぐにまた戻って来るのでありました。遂には完全にカメラ目線でポーズというシオカラトンボ君(オオシオカラトンボ君かも知れません。)であるのでした。何か言っているようなので聞いてみると、 蓮花 いまだ咲かぬか 塩辛に 似たるトンボの とまりたる見む (蜻蛉家持)
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