カテゴリ:花
7月19日の日記で背中の痛みについて記載しているが、その痛みは軽快したものの、首、背中、肩が何やら凝っているみたいで不快な感じは、その後も続いていました。8月の終わり頃からは腕から手首、指にかけてチリチリと痺れるような感じと軽い痛みが生ずるようになったので、9月10日から行きつけの整形外科診療所にて診察を受け、リハビリ治療を行っていますが、余りはかばかしい改善がみられません。
それはさて置き、リハビリ治療(首の牽引、電気治療、マッサージなど)を終えるとほぼ正午近くになるので、喫茶・ペリカンの家で昼食を済ませてから帰宅するということが最近は多くなっている。 今日もそのパターンでした。 それで、その喫茶・ペリカンの家の前庭で見つけたのがエノキグサという植物。 独特の苞葉からネコノメソウなどを連想させるが、同じトウダイグサ科のエノキグサという植物であります。 店主のももの郎女さんによると「雑草なので引き抜こうかと思ったが、ちょっと可愛いので、抜かずに見守っている。」とのこと。 (エノキグサ、別名アミガサソウ) (同上) 苞葉が面白い形。中心には、雌花が既に結実している。 別名のアミガサソウというのは、この苞葉が二つ折れになった姿が編み笠の形に似ているところからだという。エノキグサという名は葉が榎のそれに似ているからだという。 (同上 雄花と雌花) 苞葉の中心から花穂が伸び、穂の上部に雄花が咲き、穂の付け根部分に雌花が咲く。 雄花と雌花に蟻が取り付いていますから、蟻が受粉を媒介しているのでしょうか。 (同上) エノキグサも放って置くと知らぬ間に増えてしまう雑草でありますから、ほどほどに除去するのが正解かもしれません。 繁茂と言えば、こちらのヌスビトハギは恩智川辺に、今を盛りとはびこって居ります。 (アレチヌスビトハギ) ハギは秋の七種の一番バッター、「おはぎ」などという和菓子がある位の秋を代表する花であるが、その名をかたるこの草は、花はよけれど実は迷惑という植物。いわゆる「ひっつき虫、くっつき虫」の一種である。 (同上) 既に、その迷惑な実がいっぱいについている。 もう少し、秋が深まり、実が成長すると、うっかり草むらに足を踏み入れたが最後、ズボンや靴下、スニーカーにまで、この種子がびっしりとくっついてしまい、取り払うのに難渋するということになる。 (同上) ヌスビトハギに混じってイタドリの花も咲いていました。 (イタドリ) 万葉集に登場する「壱師」は彼岸花のこととするのが有力であるが、このイタドリの花だとする説もある。 しかし、余り賛同が得られていないようで、万葉植物になり損ねている花である。 いちしるく咲きてあれども壱師とは なれぬイタドリ好かんぽ万葉 (偐家持) もうひとつ迷惑な繁茂植物を紹介します。 (ワルナスビ) 名前からして悪者扱いであるが、有毒成分を含むそうで、牧草地などでこれがはびこると、放牧の家畜がこれを食べて、死んだりと食害を起こすそうです。 花はイヌホウズキのそれによく似ていて、可愛らしい姿。 イヌホウズキには棘がないが、ワルナスビには棘があるので、両者の区別は簡単である。 花園中央公園の斜面に毎年この季節になると群れ咲く。定期的に公園管理者によってこの斜面は草が刈られ、ワルナスビも姿を消すのであるが、悪がはびこるのは世の習いとて、このワルナスビもしぶとく毎年甦るのである。 (同上) 葉の裏に 棘を隠して ワルナスビ 悪びれもせず 今年も咲ける (偐家持) 本日は、ヌスビトにワルも登場しての、いささか人の世そのままの花散歩でありました。 <参考>ペリカンの家関連の過去記事はコチラ。 花関連の過去記事は下記参照。 花(1)・2007~2011 花(2)・2012~2016 花(3)・2017~2020.3. 花(4)・2020.4.~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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