カテゴリ:和歌・俳句・詩
ゆくあての なき銀輪は くものすがた
そらのいろでも ながめてみるか (やかみち) (今日の空1) 「今日の空」と言っても、今日の空ではありません。 その日、その日の空が「今日の空」であります。 空はすでに 秋の色なり 白雲の いてふのほつ枝に なびきぞあれる (やかくも) (同上2) 銀杏の葉も少し色づき始めているような。 (同上3) 木陰のベンチに居て、雲を眺めてぼ~っとしているのも悪くはない。 (同上4) 雲の形も色々。綿雲、羊雲、鰯雲。 (同上5) 雲は音もなくゆっくりと西から東へと流れてゆく。 (同上6) はい、今日は、空と雲で心和んでいただきました。 ブログネタ これとてもなき 日にあれば 空の雲でも 並べてみるか (そらもち) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[和歌・俳句・詩] カテゴリの最新記事
雲行きが良いようで。は、おかしい表現かな。
曇も色々ですね、特に好きな曇はありませんが、飛行機に乗って曇っている空を突き抜けた瞬間が良いですね。 龍馬> 良い勉強になりました。何も知らずに書き込んだ落ちがあるなんて。 (2021.09.11 20:16:28)
>雲行きが良いようで。は、
おかしい表現かな。 雲行きが怪しくなってきたとか、雲行きが悪くなってとか、否定的な場面でより使うようですが、雲行きがよくなることもある訳でおかしい表現でもないでしょう。以上、雲行きを見定めているヤカモチでありました(笑)。 >飛行機に乗って曇っている空を突き抜けた 瞬間が良いですね。 雲を突き抜けたら晴れた空ですから、さもありなんです。 >龍馬、良い勉強になりました。何も知らず に書き込んだ落ちがあるなんて。 龍馬は、手元の国語辞典では、「りゅうめ又はりょうめ」で「非常に足の速い馬、駿馬」、将棋で角の成ったもの、という二つの意義が記されています。 「たつのま」は、昔、読書会で大伴旅人の関連資料を作った際に「龍の馬」の歌を知り、記憶に残っていました。 まあ、どちらも「りょうま」ではありませんが、「りょう」としましょう。 (2021.09.11 21:04:24)
>ゆくあての なき銀輪は くものすがた
そらのいろでも ながめてみるか (やかみち) >ブログネタ これとてもなき 日にあれば 空の雲でも 並べてみるか (そらもち) 冴えてますねえ!!!!! 雲見ればちぢに物こそ悲しけれ わが身ひとつの秋にはあらねど 一字変えただけでも通用しそうです。 これならボクにもできます(笑) (2021.09.11 22:24:50)
>冴えてますねえ!!!!!
冴えているのは秋の空の色ばかりにて、歌の方は「薄曇り」といったところでしょうか(笑)。 >雲見れば~ 一字変えただけでも 通用しそうです。 これならボクにもできます なるほど、月を雲に変換しての歌ですか。 「つき」を「くも」ですから、厳密には「一字変え」ではなく「二字変え」になりますが、一字変えの返し歌としては、能の「鸚鵡小町」の鸚鵡返しの歌が思い浮かびます。 雲の上は 在りし昔に 変はらねど 見し玉簾(たまだれ)の 内やゆかしき 雲の上は 在りし昔に 変はらねど 見し玉簾(たまだれ)の 内ぞゆかしき 雲の下に 在りし銀輪 変はりなく 今日もあてなき 道をゆかまし (銀輪家持) 雲みれば ちぢにものこそ 思はれて この身いづこへ 銀輪の秋 (銀輪千里) (2021.09.12 10:32:36)
こんばんは(^^)
「ゆくあてのなき」日も 余裕がなすのだと思います。 セカセカどこかへ行くのも いいですが、ゆっくりと 刻々と変化する雲の流れを観るのも 最高ですね。 (2021.09.12 17:09:43)
>「ゆくあてのなき」日も
余裕がなすのだと思います。 まあ、見方を変えればそうとも言えますが、人の脳は「無目的」というものには、慣れていないようで、それが続くと不安定になるのか、却って疲れてしまうようなところがあるような気もします(笑)。 >セカセカどこかへ行くのもいいですが、 ゆっくりと 刻々と変化する雲の流れを 観るのも 最高ですね。 隠居生活もすでに15年以上になりますから、せかせかすることのない生活も長期になり、脳の在りようもそれに適応したものになっていて、もはや「せかせか」という語は「我が辞書」からは消えかかっているようにも思われますが、それでもぼ~っと雲を眺めていたりする時間は「何もしていない時間」という風に認識し、それを「無駄、無益」として否定的にとらえる固定観念の呪縛からは自由にはなっていないようでありますから、なかなか「最高」とは感じられないようであります(笑)。 日常を忙しく過ごしている中にあってこそ「ぼ~っと雲を眺めている束の間の時間」が最高ということになるのでしょう。 忙中閑あり、閑中にあっては「閑中忙あり」と束の間の忙を求めたりもするもののようです。 雲のごと 風にまかせて ゆく身にも めざせる先の あらまくの欲し (雲家持) (2021.09.13 12:17:11) |
|