カテゴリ:岬麻呂旅便り
友人・岬麻呂氏からの旅便りであります。
今年2回目となる石垣島へのご夫婦旅ですが、今年1月11日~14日に行かれた石垣島旅行で、カエンボクの花を「もしも見そびれたらと考え予約しておいた」ということですから、今回の旅は予備としてご計画されていたもののようです。 前回の旅でもカエンボクの花の写真を撮影されていますから、「見そびれた」というような事情ではなかったかと思われるので、ならばキャンセルしてもよかったのでしょうが、カエンボクの花の咲き具合に満足されなかったのか、それとも何度でも見たくなるのがカエンボクの花ということで、キャンセルは勿体ないと決行されたのか、その辺のところはよく分かりませんが、前回から22日後にしかならない時期にまたしても石垣島への旅でありました。 (旅・岬巡り報告326 石垣島) 2月5日 関西空港→石垣空港→レンタカー→玉取崎展望台→平久保埼灯台→野底海岸→吹通川マングローブ林→米原ヤエヤマヤシ群落→川平湾→御神埼灯台→唐人墓→バンナ公園→南の美ら島ホテルミヤヒラ(3連泊) 関空の早朝便で石垣島へ。 しかし、本降りの雨。想定内とはいえ残念、とは岬麻呂氏の言。 それでも平久保埼灯台では、時々小雨の曇りに回復。 同じく岬麻呂氏の言、これは「想定外」であったとか(笑)。 (平久保埼灯台) 野底海岸では、前回はマリンスポーツの若者たちで大賑わいであったのが、この日は岬麻呂氏ご夫妻のみという超閑散であったとのこと。 そこの瀟洒なカフェで昼食を楽しまれました。 大人のお子様ランチ、とはいかなるものか。お子様ランチの大盛に小鉢が三つとスープ付き、というのがその正体らしいですが、三分の一を食べるのがやっとで、そこでギブアップされたというから、楽しまれたのか苦しまれたのか、微妙でありますな(笑)。 (寒緋桜とヤシの木) バンナ公園のカエンボクは満開だったようです。 (カエンボク) これが、そのバンナ公園のカエンボクの花かと思われますが、今回の旅の目的はカエンボクの花でありますから、先ずは目的達成であります。 とここで気づいたのですが、カエンボクの花を重ねて見たいと仰ったのは岬麻呂氏ではなく夫人の方であったのではあるまいか。 そこで、岬麻呂氏は予備的に準備していた旅の計画を実行せざるを得なくなった。 であるなら、岬郎女様に成り代わって歌でも1首詠んでみますか(笑)。 石垣の 島に春咲く カエンボク つぎて見まくの 欲しき花かも (岬郎女) 「見まく」とは「見む」+形式体言「あく」がくっついた語で「見むこと」という意味になります。 同じような用例は万葉にも多くあり、 「見る」+「あく」で「見らくしよしも」とか、 「降らむ」+「あく」で「降らまくはのち」とか、 「恋ふる」+「あく」で「恋ふらくは」とか・・。 (クルーズ船遠望) 今回も石垣港には巨大クルーズ船が寄港していたようです。 船影から判断するに、前回と同じMSCベリッシマ号のようです。 ホテルのレストラン「ひるぎ」での夕食時、「先月キープした泡盛の飲み残しボトルが先に出て来たのには驚かされた」とか。店員さんが覚えていて下さったのですね。 こういうことも旅先ではうれしいこと。よかった、よかった。 2月6日 島を右回りに一周→観音埼灯台 気温23℃。島を右回り。一瞬の晴れ間に恵まれる。 この日の情報はこれだけですから、いかなヤカモチもお手上げ(笑)。 (観音埼灯台) まあ、観音埼灯台が青空に白く映えていますので、これも、よかった、よかった、であります(笑)。 学生時代、犬養先生の万葉集の講義での余談で「人は、本当に喜んでいる時は、嬉しいな、嬉しいな、と2回重ねて言うものだ」と仰っていたのを思い出しましたので、ヤカモチも2回重ねて、よかった、よかったであります。 (石垣の海) 2月7日 白保海岸→御神埼灯台→平久保崎→川平湾→底地ビーチ この日は、曇り時々小雨、気温21℃。今度は島を左回りに。 カエンボクの花を堪能であります。 (カエンボク<赤>) (同上<オレンジ色>) (同上<オレンジ色・接写>) 白保海岸は、島の東部にありサンゴ礁が大きくて有名らしいですが、そこにある白保食堂で昼食。 女将さんとはすっかり顔なじみになっておられるようで、「また来たの」というのが女将さんの言。 大海老4本、サラダ山盛りというエビフライ定食を注文し、山盛りご飯は半分にしてもらったそうだが、食べ残してしまわれたとのこと。 「お歳ですかね、食が細りましたね。」これも女将さんの言。 「元から盛りが多すぎる。」これは岬麻呂氏の言。 (寒緋桜) 盛りが多すぎる昼食に苦闘された岬麻呂氏でありましたが、午後は、寒緋桜を楽しみ、御神埼灯台へ。 (御神埼灯台) 平久保崎、川平湾、底地ビーチと巡って、午後4時にホテルに帰着。 その直後に豪雨。 早めの帰着で、これも、よかった、よかった。 2月8日 右回りドライブ→石垣港→石垣空港→関西空港 旅の最終日のこの日も、曇り時々小雨。寒波の影響で気温は19℃。 右回りにドライブ。 石垣港で、巡視船あさづきを撮って、巨大クルーズ船の近くへ。 (海上保安庁 巡視船 あさづき) 巨大クルーズ船・MSCベリッシマ号。 巨大なビル、大型マンションが船に化けたような圧倒感がありますね。 前回、この船を近くで見ようとされるも、その前夜に出航してしまっていて果たせずでありましたが、今回は間近くで見ることができました。 と言っても、巨大過ぎて、かなりの距離を取らないとその全体がカメラには収まらないので、痛し痒しですな (クルーズ船) 夕刻便で関西空港に帰還。 全581kmの島内ドライブの旅完結、お疲れ様でした。 <参考> 過去の岬麻呂旅便り記事はコチラ。 フォト蔵アルバム・岬麻呂写真集はコチラ。 (追記:2024.2.16. 10:24)巨大クルーズ船を間近に見るというくだりのところで「前回たのでしたが」という意味不明の文章になっていたので、加筆訂正しました。これは打ち込んだ筈の文章がPC操作の具合で一部が消えてしまったことによるものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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家持様
早速ご紹介くださいまして有難うございます。 花は愚妻の趣味で、小生は花より〇〇〇の方です。1月のカエンボクは咲き初めで、花も少なく見栄えがしません。2月になると咲きそろってきて落花し始めるものもあり、樹の下が赤い色に染まります(写真に少し写っています)。2度訪ねて見るのも暖かい島ですから、まあいいかという感じで計画しました。 大人のお子様ランチはボリュウムが多く苦行でした。店のご主人が一生懸命作って下さったのを大量に残した言い訳に苦労しました、メニューの写真では量の多さが分からず面白半分に注文したのが間違いでした。若者が集まる店ですから、若者には満腹な量なのでしょう。 白保食堂のとんかつ定食やエビフライ定食の量が多いのを、以前は平らげていたのですから食が細ったのでしょう。それにしても南の島の島人の胃袋が大きくて、盛が多くないと納得しないのでしょうか。 今回のご報告は「食べる話」がメインになった気がします。 来週は流氷の旅です、戻りましたらご報告させていただきます。 (2024.02.15 23:33:29)
沖縄が好きなんですね。
確かに、遊びに行くにはいいところかも。 (2024.02.15 23:50:15)
MoMo太郎009さんへ
何時もありがとうございます。 冬は暖かい南の島に、夏は涼しい北海道にしています。春は桜前線を追いかけて北に、秋は紅葉前線を追って南にを旅の計画の基本にしています。 こんなことを約20年繰り返して旅報告も326回になりました。高齢になりましたので、これから先そんなに長く継続できないかもしれません。現に愚妻が体調不良でも付き合ってくれていますが、この先は不透明です。 (2024.02.16 01:18:49)
>花は愚妻の趣味で・・・
やはり、そういうことでありましたか。貴兄は花より団子ならぬお酒でしょうね(笑)。 >大人のお子様ランチはボリュウムが多く 苦行でした。 さもありなん。若者の真似などせんか、面白半分に注文したのが間違いでしたね。 >白保食堂の・・ 女将さんの「また来たの」は愉快でした。 >今回のご報告は「食べる話」がメインに なった気がします。 まあ、下戸ヤカモチなので、呑む話よりは食う話の方がまだ付き合えそうですが、食が細くなっているのはご同様でありますから、ほどほどに、であります(笑)。 >来週は流氷の旅です・・ 次は北海道ですか。毎年恒例の流氷の旅ですね。 (2024.02.16 10:04:00)
こんばんは(^^)
大木のカエンボクの満開の花は 見応えがありますね。何度も見たくなるお気持ちが わかります。 花芯は バナナのようなのですね。 大人のお子様ランチも エビ定食も御苦労なさいましたね(笑) ホテルレストランでは お顔を覚えて下さっていた事は 嬉しいですね。 MSCベリッシマ号のお写真は どこにクルーズ船があるのか わかりませんでした。お写真の最後部にあるのが そうなのですね、やっとわかりました(笑) 奥様も 満足された旅でしたね。お疲れ様でした。 (2024.02.16 20:56:56)
ひろみちゃん8021さんへ
何時も旅報告ご覧いただきコメント有難うございます。 世界三大花木の個々の花の大きさの一番はカエンボクです。写真でお分かりのように、チュウリップのような花が外側から内側に向けて順番に咲いてゆくようです。なので満開という定義が当てはまる時期はなかなかむつかしいのでしょう。個々の樹全体が一番赤く見える時が満開なのかも知れません。 白保食堂の話ですが、人気メニューはトンカツ定食(カツが大きい)、白身魚フライ定食(大きい切り身が5~6個)、エビフライ定食(大エビ4本)のようです。八重山ソバ(麺は中華ソバに似ていて、骨付きのブタ肉がたくさん載せられています)も人気で大と小があります。先日は隣席の若者がエビ天丼を注文したのを見ましたが、大きな丼に大エビが4~5本乗せられていてご飯が見えませんでした。島人の胃袋は大きいのだと実感しました。以前石垣に友人が行くとの事で白保食堂を紹介しましたが、その友人も完食するのに苦労したとの感想でした。 クルーズ船は動く巨大ビルのようです。朝入港して島の観光を終えると夕刻には出港しているようです。大量の迎えの観光バスの団体表示が漢字でしたから台湾か香港の観光客だと推測しました。 (2024.02.16 22:49:01)
家持さんのブログ、岬麻呂さんの記事で
ジャカランダの花を見ることができました。 二年続けてみたので十分に堪能しました。 今度はカエンボクかなあ、と考えています。 いつ実現するのか。 今月、長年の懸案であった宝登山のロウバイを見ることができました。 カエンボクも長年の懸案になるのかなあ(笑) (2024.02.20 21:23:38)
ビッグジョン7777さんへ
何時も拙い旅報告お読み下さり、コメント有難うございます。 お返事遅くなりましたのは「流氷の旅」だったからです。紋別、網走では流氷はなしで知床・宇登呂までドライブして見ることができました。後日、家持さんのブログに掲載下さますので、ご覧くださいましたら幸いです。カエンボクの花のお話ですが、各地の熱帯温室に植栽されているようです。小生が知っているのは、宮崎・青島の熱帯温室と日南の道の駅のトロピカルドームです。そこは毎年花を付けないようで、当たりはずれがあるようです。石垣島のバンナ公園で2月、露地植えのカエンボクが確実にご覧いただけます。それも赤色とオレンジ色の両方ですから、、、、。 蛇足ですが、石垣島の川平湾から北に向かうと富野小中学校があります。そこの正門の左にカエンボクの樹・高木に成長しています。7~8mの樹の上部に花を付けていますので、地元の人でも知る人は少なそうです。 是非機会がありましたらおいで下さい。 (2024.02.23 03:01:05) |
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