『ジーキルの美しい庭』 **花の庭の色彩設計**
『ジーキルの美しい庭』 **花の庭の色彩設計**学校の先輩、土屋昌子さん訳の美しい本が刊行されました。ぜひ、ご覧になってくださいね。ガートルード・ジーキルという、英国の20世紀はじめの女性園芸家の著書。多彩な女性であったそうです。国際バラとガーデニングショーという、おととしだったかのショーにおいてもジークル(確か、このイベントではジークルと英国読みの表記だった。)の功績を称えた展示を吉屋さんがされていたと思う。挿絵は、CHALOTTE WESS。とても美しい挿絵の数々。写真も、とても美しいです。もちろん、肝心の中身も、とても興味深いものです。植物も、現在ある、当時に該当するものを探し、選びして表記したそうです。出版に至るまでの経緯についての詳細は、恵泉女学園大学園芸文化研究所発行の冊子に「COLOR SCHIMES FOR THE FLOWER GARDEN」翻訳勉強会の報告、として土屋さんが著されています。私たちが学生のとき、土屋さんは、食品の副手を勤められていて、凛とした雰囲気を持った方でした。「まあこさん」って呼ばせていただいていました。(平凡社より刊行、価格2,600円)