TMなどやめてしまえ
今日は久しぶりに政治というか社会ネタを。 政府が「広範囲な国民の意見を聞く」として主催していた「教育改革タウンミーティング」8回の内5回で「やらせ質問」が発覚し、小泉内閣で開催された他の166回のタウンミーティングについてもやらせがなかったか調べているとのニュース。 私は最初から「政府主催」のTMなんだから政府に都合がいい発言しか出てこないんだろうな、と思っていたが、最初はどうもそうではなかったらしい。司会者が質問を促しても誰も手を挙げなかったり、そもそもパネリストの発言中にヤジや怒号が飛び交うなどしていて、収拾がつかない会場もあったらしい。 それを見かねた文科省の担当小役人が、なんとかこのアホなイベントを成功させたいと考えたのがやらせ質問だった、とニュースでは伝えているが・・・ 事はそんなに簡単ではあるまい。当然ながら、このTMの目的はもっと深いところにある。このTMに関しては、冒頭に書いたとおり私は非常にうさん臭く思っていた。というのは、1 「政府主催」のイベントで政府案に反対する意見がメインになるはずがない。2 万一そのような意見が続出しても議事録から削除されて終わり。中央には届かない。3 やらせ意見のオンパレードで最後は「色々あるけど頑張りましょう」のお手盛りで終わる。 という構造が見え見えだったからである。 そもそもイベントというのは、「主催者」が自分の望む事を実現するために開くものだ。車や携帯のイベントで、他社の製品を取り上げる会社などありはしない。ひたすら自社の製品を売りまくるだけではないか。 TMも基本構造は全く同じ。「教育基本法」をなんとか通したい政府自民党が、「国民的議論は尽くした」という免罪符に使いたいからやっているだけ。こんなものに正常な議論を求める方が間違っている。 各ニュースは、TMではやらせ質問があってはならない、と書いてあるが、これは偽善だ。そうするなら、主催者に反対を主張する団体も入っていないと公平にはいかない。むろん、そういうイベントの成功は難しいが・・・ それよりもマスコミは、政府主催のTMとはようするに自民党に都合の良い意見しか出ない場なんですよ、それでもいい人はどうぞ行って下さい、という注意を喚起すべきであり、当然ながらこんなくだらない代物に税金を使うな、と追求すべきなのだ。 そもそもこういう会に行く人というのはどういう人種なのだろうか・・・?とにかく皆さん、税金払いすぎてませんか?この本は凄いです!!払いません。こちらもクリックいただけましたら幸いですこちらも始めてみましたので、お願い申し上げます