こちらは 映画や小説などの感想文（レビュー）です。

俳優の風見しんごさんは敬服すべき人格者だ。
周知のとおり、去る１月１７日に長女のえみるちゃん（享年10才）を交通事故で亡くした。
この交通事故は余りにも不条理で、朝の通学時間にスクールゾーン内にて発生した。
通学時間のスクールゾーンに配送トラックが走行していたのは異常に感じるが、法的には脇道から進入した車両は出て行く分には走行してもよいのだそうだ。
この“裏ワザ”を知っていた運送業者は、日々、この現場を走行していたという。
さらに不条理なのは、現場となった交差点の横断歩道は全くもって死角の無い所なのだ。
また、スピードが出せる状況でないし、本当に有り得ない事故だった。
まさに、ドライバーの過失が原因である。
それにも関わらず、風見しんごさんは犯人に対して怨みを一切言わない。
あなたは自分の大切な人がこんな目に合って、犯人を憎まないことが出来るだろうか。
わたくしには出来ない。
彼は真に悟っているから、犯人を怨んでも意味がないことを知っているのだ。
そしてすぐに仕事に復帰したのだ。
彼の2月3日のブログには計り知れない悲しみの中で仕事を夢中でこなす彼の辛さが見えてくる。
繰り返し申し上げる。風見しんごさんは真の人格者だ。

ただ、こういう時、彼の周りの人は彼を常に見守っていなければならない。
気丈な人ほど、折れる時は呆気なく折れてしまうのだ。
五木寛之氏曰く、「雪の重みで硬い頑丈な松の枝ははかなく折れるが、柔軟で、か細い柳の枝は折れずにすむ。」

さあ、みんなで彼のブログに応援のコメントをしよう。


横尾けいすけ Yokoo・D.B.Keisuke
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