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テーマ:政治について(19785)
カテゴリ:読書レビュー
「ルポ貧困大国アメリカ」(堤 未果・岩波新書)を読む。
貧困、それ自体が問題ではなく、貧困層を対象とした国家レベルの ビジネスや事業であり、それを継続する為に常に貧困層を生み出し ていくという社会の仕組みそのものこそが問題である。 そうして生み出された貧困層は決してそこから抜け出すことは出来 ないという仕組みにしっかりと捉えられているのである。 本来は国家が責任を持つべき「教育」や「医療」など「暮らし」を 支える基本的な部分が民営化された国家とは、国民ひとりひとりが 「商品」として扱われていることであり、それは果たして誰の為の 国家であろうか。 ここに描かれている状況は単にアメリカのことではない。日本に とって明日起きることである。 ある種、絶望感や無力感にとらわれながらも、著者の「無知や無関 心は『変えられないのでは』という恐怖を生み、いつしか無力感と なって私たちから力を奪う。だが、目を伏せて口をつぐんだ時、私 たちは初めて負けるのだ」という言葉に出会う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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一部は日本の五年後の姿なのかなあ、と思うところはありますが、一部は日本の一年後の姿、あるいは現在の姿と思えるところがありました。教育のところとか。
あそこまでいかない決定的な要因はやはり憲法なのですね。 (2008年07月23日 18時42分18秒)
教育や医療は基本的に無料で、というのがいいと思います。それだけではダメですが、まずそこから♪・・
(2008年07月23日 22時29分30秒)
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