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テーマ:中国&台湾(3293)
カテゴリ:外国人・多民族社会
中国内のいくつかの地域で“どぶ”から油が作られ、それが食卓に出回っているという疑惑は本当だった。中国公安省の捜査で裏付けられたとのこと。
それは「地溝油(どぶ油)」と呼ばれるもので、ホテルやレストランの排水溝から出るゴミを集め、釜で4時間ほど煮詰めて、捨てられた調理油や残飯の肉や魚から出る油分を抽出したものだという。 民間人によって抽出されたこの油は、その後バイオディーゼル工場に運ばれ、さらに不純物が取り除かれる。そして食用油の容器に入れられて業者によって販売されているのだという。四つ星ホテルなどにも納められたというから、日本人旅行者で摂取してしまった人もいるかもしれない。 また、広東省の広州あたりでは、病気で死んだ豚の肉でベーコンを大量に作っていた経営者らが逮捕されたという。 ここでは、ウジ虫がわくのを防ぐために混ぜていた強力な農薬も押収されたのこと。 日本人にはちょっと信じられないことなのだが、逮捕された連中は大して悪びれる様子もなく、「みんなやってるよ。何が悪い」くらいの調子だという。 いったいどうなってるのか、この感覚。 「食の安全」なんて感覚まったくなし。“金儲け”がすべてなのか。 「倫理」って言葉ないのかね、中国には... 朝日新聞の記事「ルポ、チャイナ」から。 ![]() 【送料無料】異形の大国中国 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.17 07:47:16
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