▲▼▲▼▲　一方的に語るの大好き　▲▼▲▼▲

『私は大丈夫ですので もっとたいへんな人を助けてあげて下さい』


避難所でマイクを向けられてこう答える方が沢山。
本当に何度も聞いた言葉です。

大丈夫なわけないのに。
あなたは充分に“たいへん”です。

でも言わない。
言えないのかもしれない。

こんな時に。言ってもいいのに…。

…見ていて恥ずかしくなります。

もし、
私の住むココが同じ状況になったら…
こんなこと言う人、いないかもしれない。

ご近所、知り合い同志だったらそれもあるでしょう。
堂々と“限定された思いやり”なら。

我先に。
自分ちさえよかったら。
ウチの方が先。
見て見ぬふり。

…恥ずかしいけど現実です。


だから
すてきな地域性、県民性だなあと思うんです。


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“今、自分にできること”
という日記を、地震以降、とってもとっても沢山目にしました。

せめて今、自分にできることを…
と言いながら積極的に募金に協力する人が

目の前にある商品を買い占めて回る人と同じ人でないことを願います。

「一人で沢山買い占めたわけじゃないし」
「余分に１つだけ欲しかった。それだけ」

…
そう…
かな？

それ、堂々と言えるんかな？
避難所の人たちの前で。

ひどい書き方をしますが…

『　寄付をしたらチャラになるんか？　善意にすりかえるんは キタナイで　』

…やっぱり
こんな場所でぬくぬくと暮らしつつ吠えてもだめかな。

私がもっと東に暮らしていたら
もっと説得力のあることが書けたのかもしれない。

だけど

避難所の人たちが
「○○が不足していて本当に困ってるんです」
と雪の中、カメラに向かって言うのは誰へのメッセージ？

やっぱりテレビを見ている我々に、じゃないの？？？？

“買わない勇気”
出しませんか？出せませんか？

「何で私だけがやらなあかんの？」
って思っちゃいますか？

知ってる人は助けたいけど
知らない人はどうでもいいですか？

今の我々には、物品の支援や寄付をすることよりも
“買わないこと”の方が難しいのではないですか？

…少しでも“チクッ”と感じることができる人が、まだいればいいけど

なんにも感じなくなってるとしたら
恐ろしいと思います…。


『私は大丈夫ですので もっとたいへんな人を助けてあげて下さい』

…こんな環境にあって、なかなか言えないです。

…言えますか？？？
私は自信がないです。


…そして、何日か前にも書いたけれど

取材の手、カメラが入らない、少人数の避難所、
もちろん沢山あるわけで

支援物資も届いていない所もあるわけで

我々が見ているのが全てではないこと、

カメラに映るものに感情を持って行かれるばかりではいけない

やっぱり強く思います。