シンシア・ライラントさんの書くお話、多読のお仲間にもとっても人気があるんです。
私も好みの作家さんです。
そして、このプターさんとその飼い猫のタビーのお話がすきです。
語数も少なくシンプルな英語で書かれた、挿絵もたくさんある絵本といえるような本です。
でも、こども向きに書かれたお話だとは思うのですが、主人公は老人と老猫。
お年寄りの気持ちがかいま見られるこのストーリーをこどもはどう読むのでしょう。
大人のほうが楽しめるお話かもしれません。
★Mr.Putter & Tabby Toot the Horn / Cynthia Rylant
プターさんとお隣のティーベリーさんは好きなことが似ています。
ビンゴゲームや雨の日が好きだったり。
音楽も大好きなふたり。
「バンドをつくりましょうよ♪」と思いつくティーベリーさん。
でもプターさんは楽器が弾けません。
小さなホルンを買い練習を始めるプターさんですが...
若い頃のように何でも挑戦できるわけじゃない。
夜遅くのコンサートを聞きにいっても眠くなっちゃうし。
こう書くと、なんとなく哀愁漂う感じですが、
平和な静かなお年寄りの生活がいいかんじの挿絵とぴったりです。
★Mr. Putter & Tabby Fly the Plane / Cynthia Rylant
プターさんはおもちゃ屋さんが大好き♪
中でも子どもの頃から飛行機が大好きなんです。
リモコンの複葉機を買ったプターさんはご機嫌です。
飛ばしていると子供たちも集まってきました。
その中のおとなしそうな一人の男の子、
まるで自分の子どもの頃のようだとプターさんは思います。
なかなか上手にリモコン飛行機を飛ばせないプターさんや
おもちゃをたのしむプターさんは、こどもみたいでかわいい。
でも、子どもの頃を思い出すプターさんの場面が一番好き♪
やっぱりシンシア・ライラントさんのお話はいいなぁ~。
読みやすさレベルYL1.5~2.0くらいかしら?
このくらいの易しい英語で600語~700語くらいの語数。
これでこんなお話が書けるんですね~。
シンプルな単語こそ必要で十分だと思わせられます。