ノーベル物理学賞の
南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏
そして
ノーベル化学賞に決まった下村脩氏
本当におめでとうございます。
基礎的な科学研究が認められることに
ともに、喜びたいと思います。
受賞の先生方の記者会見を見て、いつも思うのですが、
どなたも妙に飄々とした雰囲気です。
2002年にノーベル化学賞を受賞された、
田中耕一さんのときも、そうですね。
益川博士と小林博士にとっては、自分がうれしいというよりも
むしろ恩師の南部先生が受賞されたことを
たいへん喜ばれていたのが感動的でした。
でも、とにかく言えることは
ノーベル賞を取られる科学者の特徴は、
それは、「研究」が好きだということ!
「研究」が好きでしょうがない。
「研究」が楽しくてしょうがない。
自分の「研究」が人から認められなかったとしても、
自分の「研究」に誇りと自負を持ち、
コツコツと研究を続けてこられたこと。
結果としての、ノーベル賞受賞。
「好きこそものの上手なれ」といいますが、
まさにその通りだと思います。
好きなことをしていると楽しい。
楽しいとついつい一生懸命やってしまう。
楽しいので一生懸命やっても、精神的に負担にならない。
楽しいので、何年も、何年も続けてやってしまう。
知らないうちに、成果を出し、結果につながってしまう、という。
私の科学実験教室も、楽しくて仕方がないから続けられています。
自分が楽しんで、講師料をいただくのが、申し訳ないくらいです。
でも、普通の方々には、好きなことを仕事にするってのは、難しいことですよね。
それができればいいのですが、それができない場合は、
今の仕事に「好きなところ」「魅力的なところ」を見つけて
いくしかないでしょう。
もちろん、「仕事」以外にも、趣味とかスポーツとか、
「本当に好きなこと」を見つけて続けていく、というのは
人生を豊かにするためには大切なことだと思います。
好きなことをやることをすすめる本もいっぱいありますね。
いわゆるワクワクが成功の秘訣だと。
バシャールも、その流れの源流でしょう。
好きなことをやる力というもの、
これを育てる教育が必要だと思いますね。