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2011.01.05
テーマ：映画レビュー(889)
カテゴリ：アクション映画
 1974年に東映より公開されたシリーズ第２弾 「直撃地獄拳・大逆転」は監督にエログロ作品を 得意としていた石井輝男を向かえた映画である。 国際慈善会議名誉会長のザビーネ・カウフマン夫人が 自家に伝わる宝石類の展示会をする為に来日、 しかし６億円の保険が掛けられている “ファラオの星”が盗まれただけではなく カウフマン夫人の娘まで誘拐されてしまった。 夫人は保険会社の衆木（丹波哲郎）に娘と宝石奪回を依頼 衆木は元警視総監の嵐山（池部良）に助けを求めた。 そこで嵐山は恵美（中島ゆたか）に命じて ３人の男を召集させた。 祖先ゆずりの甲賀忍法の使い手・甲賀竜一（千葉真一） 自称世界一の金庫破り・桜一郎（郷英治） 元警視庁刑事・隼猛（佐藤允）の３人。 数日後、夫人はギャングから身代金６億円を要求され 秘書のプルーノ・今村（名和宏）が衆木が用意した 金を持って指定の場所に出かけた。 ギャングたちは６億円を奪い娘を返しただけで逃走。 娘が戻った夫人は“ファラオの星”の保険料として 衆木に６億円を支払わせ直接ギャングと取り引きをして 宝石を取り返したのだ。 一方、１２億円を損した衆木は調査員の紅美湖 （志穂美悦子）に夫人を調査させた所、 夫人の背後にはマフィアが絡んでいる事を知った。 一連の事件は衆木から金を騙し取る為の芝居だった。 全てを知った甲賀はロジャース銀行の日本支店に 保管されている“ファラオの星”を盗もうと 金庫破りの桜と組む事にした。 ２人の企みを知った隼と恵美もこの計画に加わり 数日間、世界一厳重な金庫破りの策を練ったのだった。 この映画は単なるアクション映画ではなく コメディタッチで描かれており甲賀、桜、隼の ３人をコミカルに関わらせていました。 もしかしたら本作が後の香港映画「スーネーキーモンキー」に 代表されるジャッキー・チェンのカンフー映画の 原点となった作品だったかも知れません。    にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村  【23%OFF！】直撃地獄拳 大逆転(DVD) お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2011.01.05 19:05:25
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