シンドバッド虎の目大冒険 | メタボの気まぐれ

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1977年、アメリカのコロムビア映画による特撮映画
「シンドバッド虎の目大冒険」は人形特撮の神である
レイ・ハリーハウゼンのシンドバット三部作の最終作品である。

船乗りのシンドバッドはカシム王子に再会するため
シャロック港に船を着けたが王子は魔法使いのゼノビアに
呪いを掛けられ王位に付いていない状態であった。

ゼノビアは実子のラフィを王位につかせようと
カシムを魔法によりヒヒに変えてしまったのだ。

この呪いを解く方法はカスガルの隠者メランシアスを訪ね
解決策を請うことであった。

シンドバッドはヒヒと化したカシムと妹のファラー姫と共に
カスガルへ向け出帆し、メランシアスと彼の娘である
ディオーネと出会う。

そこでメランシアスに魔法を解く方法を聞いたところ
北方浄土のアリマスピ族の神秘に頼るしかないと聞き
一行は水に閉ざされた幻の秘境へ旅立った。

一方、ゼノビアは魔法でシンドバッド一行が
アリマスピ族のピラミッド聖堂へ行くのを知り
金属製の巨像ミナトンに生命を吹き込み
ラフィと共に一行を追った。

雪嵐吹く北極の中、ゼノビアが先に秘境に到着、
しかしミナトンの力で無理矢理ピラミッド聖堂に入った為
ミナトンの力は尽き、石壁が崩れ
聖堂内の温度に異変が生じた。

その後、シンドバッド一行が到着するや否や
ラフィは一行に襲い掛った。

取っ組みあったまま階段から落ちてしまったラフィは
誤って自らのナイフで刺し死んでしまった。

一刻の猶予もないカシムは太陽の光の滝の中に入り
ヒヒから人間のの姿に戻る事に成功した。

だが氷の中に眠る虎に乗り移ったゼノビアは一行を襲う！

この映画に登場するシンドバットとはアラビアの小説
「千夜一夜物語」の中に登場する船乗りシンドバードであり
名前はアラビア語で「インドの風」を意味し
インド洋航路の交易網を舞台に活躍したイスラム商人の群像を
象徴する人物として命名されたとされ

日本では明治８年に英語版からの翻訳が行われ
その後、手塚治虫による劇場アニメ「千夜一夜物語」
テレビアニメ「アラビアンナイトシンドバットの冒険」
海外アニメ「冒険シンドバット」

歌謡曲ではピンクレディの「渚のシンドバット」
サザンオールスターズの「勝手にシンドバット」など
幅広く愛された架空の人物でもありました。