|
テーマ:特撮について喋ろう♪(4729)
カテゴリ:ゴジラ
ゴジラ誕生20周年記念映画として1974年に 「東宝チャンピオンまつり」の一篇として東宝が放った ゴジラシリーズ第14作「ゴジラ対メカゴジラ」は 当時、帰還されたばかりの沖縄を舞台にした特撮映画である。 ある日、真っ黒に見えた富士山が大爆発を起し その火口からゴジラが現われたのだ。 そしてアンギラスを激退して暴れ回るゴジラの前に 突如、もう一頭のゴジラが出現! すると富士山から出てきたゴジラの肌が燃え上り 中から宇宙金属で造られたメカゴジラが登場したが 闘いの途中で故障したメカゴジラは夜空に姿を消すも ゴジラも傷つき血を流しながら海中に没した。 メカゴジラの体から飛び散った宇宙金属を調べた 宮島博士(平田昭彦)は清水正彦(青山一也)が 沖縄の玉泉洞で拾った金属と同じである事を突き止めた。 沖縄海洋博の清水敬介(大門正明)は工事の洞穴から 予言が刻まれていた不思議な壁画と怪物の置物を発見しており 玉泉洞奥には謎の秘密基地があると考えた博士は 娘・郁子(松下ひろみ)と正彦と共に玉泉洞へ向った。 しかしメカゴジラを操るブラックホール第三惑星の地 球征服司令官・黒沼(睦五郎)が三人を待ち受けており 博士は郁子の命と引き換えにメカゴジラの修理を強制された。 修理が終ると黒沼は三人を殺そうとするが その時、敬介と恋人の冴子(田島令子)が 国際警察の南原(岸田森)の力を借りて 秘密基地に乗り込み三人を救出した。 怪物の置物を持って安豆味城跡に向った敬介は 西の空から昇る太陽と蜃気楼を見た。 すると置物の眼が太陽の光を浴びて弾き始め 海岸の絶壁から全身朱銅色の鱗に包まれた 伝説怪獣・キングシーサーが現われた。 その時、メカゴジラがキングシーサーに迫り キングシーサーを目覚めさせる為、 安豆味王族の継承者・那美(ベルベラ・リーン)が 浜辺で全身全霊で祈祷を始めた。 そして伝説怪獣キングシーサーの瞼が開き 沖の方で異様な海鳴りと共にゴジラが巨体を見せた! この映画は当時のゴジラシリーズでは子役が全く登場せず 平田昭彦、小泉博、佐原健二、睦五郎、岸田森など 往年のゴジラシリーズや特撮作品の常連名優が多数出演し 原点回帰とも言えるキャスティングも成されました。 それは予算に関しても怪獣映画は低予算で製作しなくては ならない程、斜陽化が悪化していた映画製作費であったが 前年度の「日本沈没」の大ヒットと高収入によって 本作の製作費は普段より上乗せされていた結果 大物俳優器用に繋がったのでした。 音楽は黒澤明作品を手掛けた佐藤勝であり ジャズ調の軽快なメカゴジラのテーマや沖縄音楽を基にした BGMが映画を盛り上げており、これは伊福部サウンドでは 重くなってしまう為、軽音楽主体の佐藤勝に監督が 依頼しており その監督を務めた福田純は若大将シリーズやアクションもの等 映画黄金期から斜陽期に掛けて映画界を立て直すのに 苦労した監督であり「ゴジラの息子」では 録音技師の渡会伸と音響演出面で大ゲンカしており 収録途中で録音担当が交代という前代未聞な出来事がありました。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【25%OFF】[DVD] ゴジラ対メカゴジラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.06 21:12:34
コメント(0) | コメントを書く
[ゴジラ] カテゴリの最新記事
|
|