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2011.04.23
テーマ：映画レビュー(889)
カテゴリ：外国映画
 第二次大戦下、フランス領モロッコのカサブランカで 運命的に再会した男女の別れをドラマティックに描いた 1942年の映画「カサブランカ」はアカデミー賞作品賞を 受賞した恋愛映画の古典的名作である。 モロッコの都市・カサブランカはドイツの侵略を逃れ アメリカへ亡命するため1度は通過する寄港地である。 この町にアメリカ人であるリック（ハンフリー・ボガート）が 経営しているナイト・クラブは亡命者たちの溜り場であり ナチスの将校シュトラッサーはドイツ側の飛脚を殺して 通行証を奪った犯人を追って到着する。 旅券を盗んだウガルテという男はリックに通行証の保管を 頼んだ事から奇妙な友情関係が芽生えるも ウガルテは逮捕されてしまった。 そして反ナチ運動の首領のヴィクトル・ラズロと 妻のイルザ・ラント（イングリッド・バーグマン）は ウガルテの通行証を当てにナイト・クラブに現れたが イルザは嘗ての恋人・リックと偶然の再会を果たす。 それはパリが陥落する前にリックとイルザは 一緒に脱れる事を約束したが彼女は約束の時間に姿を現さず そのまま消息を断ってしまったのだった。 イルザの夫・ラズロは闇商人フェラリの口から通行証は リックが持っていると聞き、彼を訪れて懇請するが リックは承諾しない。 ２人の会見の模様を夫から聞かされたイルザは 再びリックを訪れ、パリでラズロと恋に陥ちた理由は ラズロが独軍に捕われ殺されたと信じ切っていた為 出発の直前に夫が無事である事と病気で彼女の看護を 求めていた事が判明し、約束を破って姿を消した事情を語った。 翌日、リックは署長ルノオを訪れ、ラズロに通行証を渡す時に 彼を捕えさせリックはイルザと逃げると語り手はずを整えさせた。 果たしてイルザ夫妻は亡命できるのか？ リックの取った行動の真意とは・・・ この不朽の名作「カサブランカ」に出演した“ボギー”こと ハンフリー・ボガートはダンディな帽子にトレンチコートの 襟を立て、紙巻きタバコをキザに咥えて吹かす ハードボイルドスタイルの地位を築いた俳優であり 「太陽にほえろ」ではボガートの姿を真似するボギー刑事 （世良正則）や沢田研二の「カサブランカ・ダンディ」など 日本における影響は多大であった。 その相手役のイングリッド・バーグマンはアメリカの聖女と呼ばれ ハリウッドでは「別離」で初主演を果たし 「ガス燈」「追想」ではアカデミー主演女優賞を受賞している。 またノーベル文学賞作家のヘミングウェイは「別離」を観て 原作「誰がために鐘は鳴る」の映画化に 主人公のマリア役をバーグマンに指名しました。 彼女の名言として「私にとっての成功は、才能と情熱の中にある」 「私の後悔する事は、やらなかった事であり、 出来なかった事ではない」がある。    にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村  ￥280【新品】≪DVD洋画≫カサブランカ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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