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2011.12.31
テーマ：映画レビュー(889)
カテゴリ：映画
 「ラジオびんびん物語」を代表とする 業界ドラマシリーズの原点となるのが 1962年、大映で公開された「仲よし音頭 日本一だよ」で その業界の舞台裏をリアルに描き 大映の総合豪華メンバーで綴った映画である。 弘電社の新米企画部員・加納周治（本郷功次郎）は 大事なスポンサーである日の丸電機の番組を 商売仇の有報堂に取られっぱなしの現状を 打開する命令を受けた。 先輩のディレクター・小坂（大瀬康一）に相談したが 諦めた方がよいと言われ、その夜 ナイトクラブで威張り腐って弘電社の悪口をいう 日の丸電機の宣伝課長・後藤（中条静夫）を殴り倒してしまった。 偶然、電車の中で知り合った喫茶ガール 中根由美子（三条魔子）は日を追って周治に好意を抱くが その由美子に後藤が熱心なのを利用し 由美子の従兄として後藤の前にもう一度現われるが 由美子を強引に旅館にひっぱりこもうとした後藤を 周治はもう一度殴り倒してしまった。 周治の父・源次郎（中村鴈治郎）は 一見重役タイプだが大阪で事業に失敗。 東京へ出て古い仲間の久太郎（南都雄二） 君江（ミヤコ蝶々）夫婦の家に転がりこみ 一緒にチンドン屋をやっているが 久太郎、君江の子供・由美子が 息子・周治の恋人と知って仰天した。 周治が日の丸電機を持て余していると 由美子から聞いた源次郎は 上京の際知り合った日の丸電機の社長令嬢 佐久間礼子（叶順子）の所へ周治を連れて行った。 そこで源次郎は持ち前の大風呂敷を広げた為、 周治は窮地に立たされた。 それは一流の映画スターや歌手を集めてショーをやるというのだ。 礼子や後藤が乗るのも無理ではなかった。 喋った源次郎も実際には困ってしまい 久太郎夫婦は大阪で美容院をやっている 大野まさ（浪花千栄子）に頼めと進めた。 まさは周治の母親であるため源次郎は乗り気ではないが 藁をも掴みたい周治は何も知らずに大阪へ飛んだ。 二十年も見なかった息子の成長ぶりに感激したまさは 以前撮影所にいた関係から八方かけずり廻った。 ショーの当日、なんと有名人が大勢集った。 映画スターたちがが丸い輪になって 「日本一」だよのメロディーで踊始めたのだった。 この映画でのスターとは大映からは長谷川一夫 市川雷蔵、勝新太郎、京マチ子、山本富士子 若尾文子ら豪華メンバーであり これは共演する事が出来ない主力メンバーの顔ぶれであり 歌手からは島倉千代子、村田英雄、五月みどりで このスターたちをひとつの映画で見れるという事が 観客を大いに喜ばせました。 豪華メンバーという点では年末の「NHK紅白歌合戦」 正月の「かくし芸大会」が有名である。    にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村  【送料無料】ミュージックエイトドレミファ器楽 仰げば尊し・蛍の光／小学唱歌・スコットランド民謡 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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