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2013.12.13
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カテゴリ:プロレス・格闘技
輪島デビュー戦.jpg


第54代横綱、輪島大士がプロレスラーに転向した。

1981年3月場所中に大相撲を引退し
定年退職間近であった師匠と
バトンタッチする形で花籠部屋を継承したが

当時抱えていた他の金銭トラブルや
現役時代からの私生活での豪遊ぶり等
不興を買っていた事が原因で
1985年12月に廃業した。

大相撲を離れた輪島は1986年に全日本プロレスに入門。
全日本の総帥ジャイアント馬場のツテで
アメリカの名レスラー・パット・オコーナーや
ネルソン・ロイヤルから指導を受ける。

身体能力こそ高かったが
大相撲のクセが抜けずに倒した相手を
寝技に持ち込むことをせずに
待ってしまうという致命的な欠点があった。

プロレスの基礎を十分学ぶだけの
下積み期間がなかったこともあり
そういった経験不足の状態でありながら
馬場とタッグを組んでアメリカにてデビュー戦を行う。

相撲技の「喉輪」と「かち上げ」を
合体させて開発したというオリジナルの必殺技
ゴールデン・アームボンバー(喉輪落とし)で快勝した。

そして1986年11月1日、輪島の地元である
石川県七尾市総合体育館で日本デビュー戦が行われた。
相手はジャイアント馬場、アントニオ猪木を苦しめた
インドの狂える虎、タイガー・ジェット・シン

試合は開始のゴングより前に輪島が
シンのサーベルでメッタ打ちにされ
そのまま場外乱闘となる。

シンの防戦一方となるが試合中盤より
輪島が怒り、相撲の突っ張りと回し投げで
シンを翻弄し追い込んだが
最後はレフリーを挟み込んでの乱闘となり
5分55秒、両者反則となった。

怒りが収まらぬ両者は乱闘を続け
場外へ降りたシンに輪島はコーナーポストから
黄金の左手を突き出し挑発した。

この一戦は話題となり輪島の名勝負として
語り継がれている。


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Last updated  2013.12.13 23:28:58
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