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テーマ:映画レビュー(889)
カテゴリ:寅さんシリーズ
「若い二人のかけおちに おじさん いよいよ登場」 1990年の正月映画で年に1回の公開となった シリーズの第43弾 「男はつらいよ 寅次郎の休日」 今回は満男と泉の恋と寅次郎と泉の母の恋が 同時進行して描かれた作品である。 遂に大学に入学した満男(吉岡秀隆)は パッとしない毎日を過ごしていた。 そんなある日、名古屋に住む初恋の相手 泉(後藤久美子)がやって来る。 泉は両親の別居という不自然な生活に耐えられず 愛人と同居しているという父・一男(寺尾聰)を 説得しに来たのだった。 そんな泉の切実な思いに動かされた さくら(倍賞千恵子)おいちゃん(下條正巳) おばちゃん(三崎千恵子)諏訪博(前田吟)は 泉を父親探しの旅に送り出すが 東京駅まで見送った満男も一緒に九州まで行ってしまう。 そんな満男の家出にオロオロしてしまうさくらに 旅から帰って来た寅次郎(渥美清)は 「いつまでも子供扱いするから一人前になれないんだ」 と説教する。 しかし泉の母・礼子(夏木マリ)が“とらや”に 現れた事によって寅次郎は 「高校生とはいっても子供同然です。 すぐ探しに行きましょう」と 引き留める“とらや”たちを振り切って 礼子と二人出て行ってしまう。 その頃、一男を探し当てて相手の女性 幸枝(宮崎美子)に会った泉は 静かで慎ましい彼女を見て 一男はもう二度と戻って来ないと確信し 満男は淋しそうな泉を慰めるのだった。 一方、二人を追って駆けつけた寅次郎と礼子は その夜、四人で宿に泊まって 家族のような楽しい一時を過ごすが 翌朝、礼子と泉は置き手紙を残して 去ってしまうのだった・・・ この映画で山田洋次:監督は渥美清の 体の衰えが目立つようになっていた事が 気になっていたものの 甥役の吉岡秀隆が奮闘を見せ 第14回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を獲得し 同・優秀助演女優賞に後藤久美子 第33回ブルーリボン賞邦画BEST10第2位 第9回ゴールデングロス賞優秀銀賞 第1回文化庁優秀映画作品賞長編映画部門と 大健闘を見せた。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 松竹邦画DVD2枚で3980円!!【DVD】男はつらいよ 寅次郎の休日渥美清 [DB-543] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.01.08 17:12:09
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