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カテゴリ:手仕事 道具 機器
快晴!
久しぶりに、雲ひとつない晴れです。 早朝から蝉がみ~み~鳴いてうるさいぐらいです。 でも、気配はもう秋のような。 今週末はもう立秋ですね。 おはようございます、 紙太材木店の田原です。 昨日からK様邸 セルフビルドの珪藻土塗りが始まりました、 先ずはマスキングです。 珪藻土を塗るところと木部の境目になるところの 木部側にテープを張ります。 目的は枠や梁といった木部に 材料が付かないようにするためと 塗ったラインを直線にするためです。 テープを剥したときに きれいにラインが出ていれば合格です、 塗る厚みを考慮して 少し離してテープを張る必要があります。 今回はご主人がマスキング係り 奥様はプラスターボードのジョイント埋め係り 工期は十分とってありますので余裕を持って楽しく作れそうです。 珪藻土、いろんなタイプの物が出てますが、 私がお勧めできるのは2社のメーカーの物だけです。 日本で最初に珪藻土を使い始めたのは 日本一の左官職人と言われる 淡路島の久住章さんと言う人ですが 珪藻土を広めたことがはたしてよかったかどうかと 言われてます。 日本の建材業界は何かが注目されると その表面だけを真似たものが たちまちはびこってしまう傾向があります。 遮熱材、和紙クロス、炭、ビニルクロス、珪藻土、無垢床材etc 私も何度も失敗をしてきました。 おかげで、カタログやメーカーの言う事は そのまま鵜呑みすることはなくなりました。 素材はこんな時代だからこそ 十分吟味して本物を使う必要があります。 デザインはとても大切なものですが、 デザインを担保するのは素材であり技術です。 経年変化や世代を越えた視点に 耐えられないデザインはデザインではありません。 本物を使ってより長く快適に暮らす事が エコな生活の基本だと思います。 そんな家づくりをこれからも続けていきます。 同じような考えの人と家づくりをすることは とても楽しく気持ちを豊かにしてくれますね。 皆さんありがとうございます。 追伸 漆喰もいいですよ、プロの左官屋さんのしごと はこんなになります。 なかなか見る機会がありませんがきれいですね。 漆喰の塗り壁に顔が写ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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