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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 住宅の購入動機に上位を占めるのは デザイン、間取り、価格 もう一つは営業マンで 性能という項目は上記の項目に比べればとても低いものです。 つまり日本の多くの方が住宅の性能なんて どこの工務店やHMで建てても まぁそんなに違いはないと感じているわけです。 同時に日本の工業製品の優秀さについての自信もあるので 当然日本の住宅の性能も世界トップクラスだろう (デザインは別にして) と思っているわけですから そもそも性能なんて検討項目の上位に入りにくい。 大前提は 「日本の住宅性能はとても良い」 「だから性能は検討項目外」 でも、もしそれが違っていたら? サッシの性能は先進国中最低 (だから輸出しようとしてもどこの国も買ってくれない) そもそもそんな性能の低いサッシは輸出できない (日本の最高性能がEUの最低基準) 断熱性能については 北海道を除いた東北以南は先進国中基準の最低 いまや中国、韓国基準よりも低い 気密性能(空気ではなく水蒸気)については できそうにないから基準項目から外した・・ (既にできているとゴリ押しした?) 既存不定格という言葉があります。 「建築時には適法に建てられた建築物であって、 その後、法令の改正や都市計画変更等に よって現行法に対して不適格な部分が生じた建築物のことをいう」 by Wiki わかり易い例で言えば耐震性能 1981年以前の建物の耐震性は当時の基準ではOKでしたが その後の法改正でNGとなりました。 今では補助金を出して耐震性能の向上を奨励しています。 さて、EUには エネルギーパスといって 住宅で年間を通して快適な室内温度を保つため為の 必要なエネルギーの量を明確にすることが義務化されています。 これは中古物件も同じです。 快適な室温を得るためのエネルギーというのは 冷暖房にかかる費用がどれくらいの家なのかを明示することになります。 これによって住宅の購入予定者は その住宅の性能が数字で分かることになりました。 冷暖房費が1年で15万かかる家なのか 2万円で済む家なのか。 先ほど日本の住宅の性能について言いましたが ウイキには次世代省エネ基準について 面白いことが書いてありますからご覧下さい。 「この記事は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です」 とnoteされていますが書いてある内容は事実です。 身近な例で耐震性について述べましたが 時代とともに制度や基準は向上していきます。 30代半ばで家を建てたとして 20年後の定年前に自分が建てた家の性能がどの程度のものなのか それによって資産価値は大きく変わります。 20年後今の基準で建てられた住宅の市場評価がどのようなものになるか 既にお分かりと思います。 住宅の資産価値を高めておくことで いろんな選択肢が出てきますから 性能について考えても損はありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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