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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2013年11月27日
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カテゴリ:温熱環境
おはようございます、
紙太材木店の田原です。

部分間欠暖房と全室暖房
あまり聞き慣れない言葉かもしれません。

部分間欠暖房は人がいる時だけその部屋を暖房するもの
もちろん人がいない廊下やトイレ、脱衣室、お風呂に行ったりすれば
暖房は効いていませんから寒い。
寝室も寝るときに布団に入るから暖房は必要なしと
考える方も大勢います。

日本的な感覚からすれば
至極当然のことで例えば
人がいないのにエアコンを入れたままにしておくなんてのは
家族の中では犯罪者扱い・・
もったいない、浪費者、無駄使い、身上を潰すと
家族中から非難されます。
質素、倹約が美徳の国ですから
仕方がないかもしれません。

しかし、統計から見るとは少し違うように思います。
15.jpg

寒さが人の健康に大きな影響を与えていることがわかります。
国レベルで見ても、個人で見ても
冬に家の中の温度を全室ある一定以上に上げておくことは
健康を維持していくためには必要なことで
健康であることが長い目で見れば病院に通ったり、
薬を処方してもらったりという経済的負担を軽減させます。

つまり部分間歇暖房では
健康というバロメーターで見ると問題があるようです。

さて、
全室暖房はその言葉通り
家中どの部屋も暖房するもので
一旦家の中に入ればどの部屋も同じような温度で
快適に過ごせるわけですが
今の日本の標準的な家(次世代省エネ基準程度)で全室暖房にすると
かなりの量のエネルギーが必要になります。
つまり健康を維持するためのエネルギーがとても多く必要となり
逆に経済的負担が増してしまいます。


ということで
全室暖房にして健康を維持できて、
同時に経済的な負担を少なくするためには

家の性能を上げるしかない。

僅かな暖房費で家中が温かくなる、
少しの電気代で家中冷房できる
それを現在平均的な家庭で使っているエネルギーの半分以下で行う

それを数字で誰でもわかるようにすることが必要で
その家に一家4人が住むと
年間どれだけのエネルギーが必要か
10年間、20年間、30年間ではどれだけの金額が掛かる家なのか。
わかればとても便利

プリウスやフィット、アクアが燃費競争をしていますが
住宅でも同じような感覚で見ることができます。

気をつけなければならないのは
家の性能はそれほど高くなくても
今の太陽光パネルの補助金が多いので
見かけの燃費が安く見える家が出てきていること
補助は10年しかありませんから
11年目からは電気を購入することになりますし
60代になった時の家自体の性能を考えると
よく考える必要があります。

15年前の大手住宅メーカーの標準的な家
誰でも知っていて、今でも高級ブランドの家ですが
サッシはアルミシングルガラス
壁の断熱材の厚みは55ミリのロックウール
床は45ミリのポリスチレン
天井は75ミリのロックウール

これでは部分間歇暖房でも
その部屋の温度を維持するのが精一杯
恐らく足元は常に寒いはずです。

わずか15年前がこのレベルですが
このレベルに少し断熱をプラスして
太陽光パネルを載せれば見かけのエネルギー消費はぐっと減ります。

でも実際の家自体の性能は
15年前の低い性能とそれほど変わりません。






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Last updated  2013年11月27日 10時28分24秒
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